MOD/パフォーマンス

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はじめに Edit

 ゲームのパフォーマンス改善を主眼としたMODをまとめてみました。
 「システム」グループ以外に2023年時点でのPCに効果的なMODはほぼありません。
 2010年以前のPCで描画・安定性と引き換えにパフォーマンスを上げるMODが多く、いずれも開発が停止しています。またメッシュの最適化なども多くのグラフィックMODに組み込まれています。
 MOD/EXE拡張で安定性を確保した後、現在のPCでも重く感じるならばBethINIで描画設定を下げる、グラフィックMODを減らす事などをお勧めします。

目次 Edit


システム Edit

パフォーマンス調整 Edit

PC環境そのものやOblivion.iniの見直しです。
現代のPCならば、DXVKも検討価値があります。

イントロムービーの省略 Edit

以下の3つの方法があります。

Oblivion Decompressed Records Edit

SB Weapon Drop Fix Edit

Oblivion Priority Edit

ミラー(v3.0.0):Skyrim Priority SE AE - skse plugin (Optional files)

Oblivion Stutter Remover (OSR) Edit

2023年時点では、Oblivion Display TweaksORCの併用を推奨します。
Oblivionのメモリ管理を乗っ取ってより高性能なものへ変更します。
メモリ使用量を増やす3GB、4GBパッチと併用すると特に効果的ですが、パッチをあててない環境でも使用すると十分にパフォーマンスは改善します。
ただしOBSEプラグインな上にiniを色々いじらないと不安定になりやすいので、導入の敷居は他のmodよりやや高め。
Tripple_WIPにはOblivionだけでなく、Fallout3・New Vegasでも使用できるdllが含まれています。

以下iniでいじれる項目。*1

メッシュ・テクスチャ関連 Edit

 一部はMOD/グラフィックにまとまっていますので、そちらを参考にして下さい。

DeParallaxer Edit

視差マッピングを除去します。壁などのテクスチャが平べったく、眠たくなりますが、パフォーマンスは上がります。

LowPoly Grass Edit

草のポリゴン数を減らしてFPSを向上させます。
真上から見たときにスカスカな印象を受けないLowPolyAlt版がおすすめ。
参考データ:bwgroundcover03.nifのポリゴン数は8。(Vanillaは20)

Short Grass Edit

草を短かめにします。(オブジェクトはそのままで、出現範囲を狭めているだけなので、FPSに変化はありません)
しかし短くすることで草むらに落としたアイテムを見つける際に重宝します。

RPGBlackDragons LowTriPolyGrass Edit

LowPoly GrassとShort Grassを併せたようなもの。
LowPolyのバリエーションも豊富でEspを使用しないので安心感がある。
ただ、風にそよぐ表現が少し苦手なようです。
参考データ:bwgroundcover03.nifのポリゴン数はLevel 0で10、Level 1で6、Level 2で4、Level 3で2。

Operation Optimization Edit

 大きなメッシュの頂点を見た目を損なわない程度に減らしFPSを向上させます。

Optimised Distant Land MAX Edit

 遠景の地形メッシュから無駄の多い部分を減らしてFPSを向上させます。50%と75%の2タイプあり、50%だとほとんど見た目の変化なくパフォーマンスを向上できます。

Qarl's Normal Maps Reduced: for Qarl's Texture Pack 2 Edit

 Qarl's Texture Pack 2導入による負荷の増加を緩和します。(要VRAM256M)
 MOD/グラフィックのQarl's Normal Maps Reducedを参照の事

Reduced Normal Maps for Qarl's Texture Pack 3 Edit

 Qarl's Texture Pack 3導入による負荷の増加を緩和します。(要VRAM256M)
 MOD/グラフィックのReduced Normal Maps for Qarl's Texture Pack 3を参照の事

Less Dungeon Effects Edit

ダンジョンによくある霧やガスを消してパフォーマンスをあげます。霧が多いところでカクつく人向け。
※sigil stoneを取れなくなることアリ(外せば直る)
※ハンドルやスイッチが動作しなくなることアリ(外せば直る) 特に操作したときに魔法エフェクトが出るタイプが怪しい
 例:Black Rock Caverns の隠しハンドル
※Sheogorath クエ終盤の犬が降ってくるイベントで、犬が燃えるエフェクトまで無くなってしまい結果的にクエストが先に進まなくなってしまう。当該クエストを進めるときは一時的にmodを外そう。
※武器に魔法エフェクトを加えるVisual Enchantments系のMODと競合します。

Jhaeriks Dungeon Fog Remover Edit

Less Dungeon Effectsのように色々消すのではなく、シンプルにダンジョンの霧だけを消すMOD。
霧をさっぱり消してしまう通常版と、霧の量を控えめにするLite版があります。
霧エフェクトの負荷は地味に大きいので、スペックに自信の無い人はLite版だけでも入れておくと安心かも。

LoRise's Cyrodiil Complete Edit

90%のテクスチャのサイズを小さくし、全体的に光沢のあるテクスチャになります。以下の順に導入してください
全てOMOD形式です。
1
2
3
4
patch1
5
patch2

CT_lightMod Edit

Torch等の灯りの揺れを止めてパフォーマンスを上げるMod。揺れをゆっくりにするSlowバージョンもあります。
このModを導入するとTorchの重量が0から1になるので、あまりに大量のTorchを持った状態だと動けなくなる可能性があります。
Dungeon Actors Have Torchesとは競合しないので併用は可能ですが、Drop Lit Torches系とは競合するので注意しましょう。

Underwater and/or Shore Rock Remover Edit

水中の不要な岩などを削除します。岩の多い所であれば8~6ほどのfps上昇がみられます。

シェーダー関連 Edit

RPG-BlackDragons ATI 3_0 Shader Edit

シェーダー3.0をONにしている環境で有効になるMod。FPSがほんの少し上昇する。

HDR環境特有の光源の眩しさが抑えられる一方、薄い透明のすだれが全体に掛かったような画面になる。
光源処理ははっきり分かるレベル。画面効果は気にならない人は気にならないが、気になる人は気になるといったレベル。
Shadersフォルダを上書きするので、必ずバックアップを取ってから導入すること。

天候関連 Edit

No Oblivion Weather When Outside Oblivion Edit

Oblivionゲート付近で変わる赤い雲の天候を削除します。ゲート付近でガクガクする人にオススメ。

画質の動的変更 Edit

Combat FPS Optimizer Edit

戦闘状態に入った際、自動で画質設定を落とすことで、戦闘時のパフォーマンスが格段に向上します。(設定が適用されるまで数秒かかります。)ゲームを起動する度に非戦闘時のiMinGrassSizeが120にセットされますが、バイナリエディタ等でespファイル内の文字列120を検索→任意の数字にセットできます。他の項目も同様のやりかたでカスタマイズ可能と思われます。Oblivion Script Extender(OBSE)が必要。

Nearly Perfect Frame Rate Optimizer Edit

上記のCombat FPS Optimizerとほぼ同じ機能。ゲーム中にCtrl+Lで設定変更可。
FPSを稼ぐ方法としてビデオオプションの9個のスライダーを全て左に寄せます。
最初に戦闘時・通常時それぞれ希望するFPSを指定(Combat FPS, Non-Combat FPS)
実際のフレームレートが指定値より遅くなるとスライダーを下げ、速い時は上げることでパフォーマンス調整を行います。
Slider Settings では各スライダーの変更許可および下限を設定できます。(敵が見えなくなるようなことを防ぐため)
Alt+L で一時的に最高・最低設定に変更。
メモリ開放機能付。タイミングは不明。
Oblivion Script Extender 0011以上(OBSE)が必要。

Streamline 3 Edit

まだベータです。ダウンロードはこちら(Streamline)から。
Streamlineから進化し、高フレームレートを保つために各種設定を自動変更する機能や自動保存機能、FOVの設定機能が追加され、単なるメモリのパージユーティリティではなくなりました。
なお各機能を使用するかしないかを設定できますので、FOV設定だけ使うということも可能です。

 

各機能で有効・無効が設定可能なもの:メモリクリア機能、高フレームレートに保つための各種設定自動変更機能、自動保存機能、FOV設定機能、ホットキー設定。
 各機能で設定可能な主なものは以下のとおりです。

アイテム管理 Edit

Clean up Edit

【非推奨】VRAMキャッシュ開放 Edit

キャッシュ開放は不安定さに繋がる上、2023年のPCでは効果を期待できず導入を推奨しません。
テレポートMod系で内部セルから違う内部セルに移動する際にフリーズする可能性があります。詳しくはこちらのOblivion Reloadedの項にて
定期的に、不要なVRAMキャッシュやCellバッファをクリアすると、ゲーム中のカクツキが軽減されます。(FPSが向上します)
高解像度テクスチャ等を導入している方やVRAM少な目の方には特にオススメ。
長時間プレイ時にパフォーマンスが落ちる場合にも効果があるようです。
※注 Cellバッファクリア系のMODは死体が直立不動の状態になってしまう副作用が出る場合があります。
※注 環境によっては逆に開放時のカクツキがひどくなる場合もあります。

Purge Cell Buffers Edit

 使用しているグラフィックキャッシュを定期的に開放し、パフォーマンスの改善を図るMODです。アーカイブ内には2つのespファイルが有りますが片方を使用します(添付ドキュメントを読むこと)。

HTFPCB Edit

 別の作者による、上記Purge Cell Buffersと同じ機能を持つMOD。バッファー開放のタイミングの点で違いが有ります。尚、このMODを導入するとring of purgingという装備が追加され、そこから開放タイミングの設定が行えます。
 OBSEは不要。

HTFPCB EXTENDED Edit

 上記HTFPCBのOBSE使用版。

Streamline Edit

 同じく、又別の他の作者によるVRAM掃除MOD。OBSE必須。
 2007-06-10にバージョンアップし、2.1になりました。espを差し替えになります。

 

 まだベータですが、3.0もリリースされています。
 3.0では高フレームレートに保つために各種設定を自動変更する機能や自動セーブ機能、FOVの設定機能が追加され、
 単なるメモリのパージユーティリティではなくなりました。
例えば、FPSが20から30の間のときは遠景の表示(地形、木、草、NPC、アイテムなど)を自動で落としてくれたりといった設定ができます。

以下の内容は3.0ベータを基準に説明しています。

LazyPCB Edit

適当なタイミングを見計らってセルバッファをパージします。
下記の状況に応じて開放したりしなかったり制御します。
OBSE v0017 以降必須

サウンド Edit

Quiet Feet MAX Edit

 いくつかの古いサウンドカードやオンボードサウンドカードで起こる、乗馬時や戦闘時に足音が増えすぎて発生する音のつっかかりやパフォーマンスの低下を、敵MOBの足音を消すことで解消します。

Script最適化 Edit

OblivionScriptOptimization Edit

Scriptをリライトし、負荷の低減を図った物です。元のScriptを改変する為、日本語Modと組み合わせる場合は注意が必要です。
(OblivionScriptOptimizationを優先すると一部のスクリプトメッセージが英語化し、日本語化を優先すると最適化スクリプトが上書きされます。
 今のところ、OblivionScriptOptimizationの日本語化パッチはありません)

このMODは、簡単に言うと配置されているMODの最適化を行う為、MODの並び方としてはOblivion.esmの真下に来ることが望ましいです。
ですが、Moduler Beautiful People 2ch-Editionなど、他にesmファイルがある場合Oblivion.esmの真下へ並び替えることができません。
そのような場合は、Wrye Bashなどを使いOblivionScriptOptimizationをesm化して並び替えてください。
Wrye BashでBashed Patchを作成するときは、OblivionScriptOptimizationのespもしくはesmに、Scriptsタグを付けておきましょう。

OblivionScriptOptimization - SI FIXED Edit

上記のMOD,SI対応版。スクリプトを整理・削減して負荷を軽減する。
製作者曰く、ゲーム製作者がやるべきなのにサボったスクリプト掃除を代わりにしたもの。
※AF Levelingの設定指輪がもらえなくなります。

低スペック向け Edit

Oldblivion Edit

 本来Oblivionを快適にプレイするには、DirextX9をハードウェアレベルで対応した高性能のVGAを要求されます(推奨 GF6800, X800以上)。このOldblivionはDirectX9より前にリリースされたVGAでも動かせるようにするアプリケーションです(2.0 shaderを有効にさせる)。
 尚、現在はv1.2に未対応なのでv1.1.511で我慢してください(古い公式パッチの入手はFAQ/PCを参考の事)。もちろん残念ながらSIにも未対応です。

メモリ上限変更 Edit

3gb enabler Edit

4GB版
【概要】
oblivionが使用可能なメモリ上限は2GB前後に限られており、使用しているメモリがこの値を超えてしまうとCTDを誘発する原因になります。
「高性能なPCを使用しているのに動作が重い・いきなりCTDする…」といった症状はメモリ上限を変更することで改善する場合があります。
このMODはそのメモリ上限を3GBに引き上げる効果があります。
使用可能なメモリを増やすことで、動作が滑らかになるほか、メモリが原因のCTDを防ぐことが出来ます。

【導入手順】
vista以降のOSの手順です。XP以前のOSでの動作は保障しません。
oblivion.exeに変更を加えますので、必ずバックアップを取っておきましょう。

1、コマンドプロンプトを管理者として実行

2、"bcdedit /set IncreaseUserVa 3072"と入力しEnter キーを押す

3、PC再起動
※以上、1~3の作業は64bit版Vistaで行う必要はありません

4、上記リンクから3gb_enablerをダウンロードし、解凍を行う

5、解凍後に作成される3GB enablerフォルダ内にoblivion.exeをコピー し、START.batを起動する

6、何かキーを押す

7、 A キーを押す

8、カーソルがブリンクしている画面に戻ったら Vキーを押す(確認作業)

9、["Scroll to the top look for section "FILE HEADER VALUES"]と出たら指示に従い、トップまでスクロールする

10、表示されているHeader部分に以下の文があることを確認する

      [Application can handle large >2GB addresses] 

11、確認できたら何かキーを押して8の画面に戻る

12、 Eキーを押してコマンドプロンプトを閉じる

13、改変したoblivion.exeを元のフォルダに戻す

14、起動して確認する

【注意事項・補足】
PCが搭載しているメモリが少ない場合、本MODを導入するとOS起動に必要なメモリまで消費してしまい、深刻なエラーを誘発する原因になります。
PCのメモリとよく相談して導入するか判断して下さい。特に32bit版OSの場合、メモリ上限が4GBに限られている点に注意が必要です。
また、Oblivion Stutter Remover(OSR) と併用することで安定性が向上しますので、こちらも併せて導入することをお勧めします。


*1 ここより下はOblivion Clarityを参考にしてるというかほとんど引用してます

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Last-modified: 2024-02-10 (土) 13:24:01