読み物/錬金の基礎

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はじめに  Edit

 以下はOblivionゲーム内の"Fundaments of Alchemy"(錬金術の基礎)の書物を訳したものです。目を通せばこのゲームでの錬金術の雰囲気が分かると思いますよ。


錬金の基礎  Edit

Alyandon Mathierry著

 大望を抱く魔術師たちにはしばしば見下されがちであるが、錬金術は時間を費やすに値する訓練である。修得すれば日々の暮らしを便利にすることができるが、難解で、危険を伴う。公式に従い、素材を用いてその造詣を深めつつ、強い意志で持って勉学に励み、調合を行うのだ。そうすればいつしか一人前の錬金術士になれるであろう。

 だが、見習いの錬金術師は、先ず、自分の作ろうとしている物の原理を理解せねばならない。多くの物-自然界の有機物が多い-を細かく砕き、さらに魔法的なものに出来る。熟練した錬金術師は素材の特性をより多く引き出せるであろう。

 ポーションを作るには、2つ以上の調剤を組み合わせればよい。こうして作られたポーションは誰でも飲む事ができる。(卓越した錬金術師は単一の調剤からポーションを作成する事も可能だと言う伝説もまことしやかに囁かれている*1)作成したポーションは調剤に準じた、複数の効果を持ちうる。全ての効果が良い方に働くものではない。多くのポーションのレシピは、効用と副作用を併せ持つ。 

 最良の効果を産み出すには、どう調合すればよいか。それは錬金術師の采配しだいなのだ。(悪い効果のみを生み出すポーションは作製価値がないので、著者には推奨されておらず、この文章は、そう言ったものについてこれ以上言及していない。)

絞り汁  Edit

 絞り汁は、実際、錬金術の入門といって差し支えない。
 調剤を口にした際は、よく噛み砕く事。たちまち効用を得る事が出来るが、正しい器具を用いて調合されたポーションに、その効果は及ばない*2

錬金術師の道具  Edit

 乳鉢(mortar)とすりこぎ(pestle)は錬金術師にとってもっとも基本となる重要な道具だ。これなしでは、どんな調剤もポーションを作る役には立たない。一人前の錬金術師は、どんな時も使いこなした乳鉢とすりこぎだけはいつも持ち合わせているものである。単に調剤をすりつぶす事は、ポーションを作成するはじめの一歩である。Redwortの花びらを粉末にしたものを他の調剤ーGinsengなどと組み合わせれば、解毒剤が出来るであろう(これは多くの錬金術師がすばやく修得して保持すべきレシピである。調合に失敗した際にはこのレシピに度々世話になる)。   

 上級錬金術師は、ポーションの効果をさらに高めるために、補助的な道具を持っている。蒸留器(Retort)は調剤を浄化し、効能を高める役割をする。炉過器(Alembric)で調剤を洗浄し、蒸留する事は、副作用を抑える。加えて焼炉/焼却器(Calcinator)で不純物を取り除けば、さらに効果を高められるであろう。これらの副器具は調合に必ずしも必要はないが、環境が許すのなら、是非そうすることを推奨する*3

調剤の組み合わせ  Edit

 ポーションの出来はその調剤に依存する。めいめいの調剤の個別の効果が、ポーションに影響を与えるのである。4つまで、調剤を用いる事が出来る。
 調剤を準備する事によっても経験は得られる*4。そうして新しい特性を発見すれば*5、ポーションの作成に用いることができる。これは素晴らしい一時になりうるが、調合が終わった際には、どの効果が残るかを、注意深くチェックすること。創作されたレシピの全てが良いものだとは限らないからである。


*1 ゲーム上ではAlchemyスキルをMaxの100まで上げればこれが可能
*2 Alchemy材料は食べる、即ちクリックして消費するとその材料の効果を得る事が出来る。上述のとおり、効果はポーション化した物よりも弱い
*3 これら三つの補助器具を使う事で作成されるポーションの効果が強化される。マニュアル参照
*4 Alchemyスキルはポーション調合で上昇する
*5 スキル習熟レベルが上昇すると、素材の新しい特性を認識できるようになる

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Last-modified: 2007-12-27 (木) 13:13:43