MOD/特集記事/インストール のバックアップ差分(No.12)

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解凍したときに出てくるファイルの種類はMODによって違う。この違いはMODの動作のしかたによるもので、これによりインストール・アンインストールのやり方も変わってくるので、できるだけちゃんと理解しておきたい。

#contents
*共通する注意点 [#r5e578e9]
**前提知識 [#ic463852]
まず前提として、Windows上での基本的なファイル操作(移動・コピー・削除・名前の変更・拡張子の表示)ができること、そしてダウンロードしたファイルの解凍ができる必要がある。
OblivionのMODでしばしば見られる7Zip形式は使っている圧縮/解凍ソフトによっては対応していないこともあるので注意。
また、MODのインストール先として以降、「データフォルダ」とのみ表記するが、これはOblivionのインストールされているフォルダの中のDataフォルダを意味する。フォルダのことをディレクトリと呼ぶこともある。
ここまでで書いてあることが理解できない場合は、しばらくMODのインストールはあきらめてください。下手なことをするとパソコンが起動しなくなる恐れがあります。
**MODを導入する前に [#y00b910c]
MODに付属する説明文書や配布元の解説がある場合は必ず目を通しましょう。
(説明が英文で英語が読めなくてもWebの機械翻訳とカンでそれなりに理解はできます。よほど変則的なものでもない限り、MODの説明文なんて所詮似たり寄ったりなので日本語の説明と比べるなどすればかなり理解できるはずです。)
MODによっては導入時に特定のファイルを削除したり、設定ファイルの中身を書き換える必要がある場合があります。
そういった導入時に必要な作業を把握しないでMODを導入するのは、MODが正しく動作しないばかりかOblivionが起動しなくなったりCTD (Crash to Desktop) する原因になります。
**MODの有効化(アクティベート)・読み込み順序(ロードオーダー)について [#yc6f8e06]
あるMODの行う変更と、別のあるMODの行う変更が競合する場合、MODの読み込まれる順番を適切に設定する必要がある。
この順序は内部的にはespファイルのファイル更新日(タイムスタンプ)で管理されているが、通常は(2011年12月31日の時点では有用なMOD読み込み順ソートツールとして)[[Better Oblivion Sorting Software>MOD/Tool/BOSS]] (''BOSS'')を使ってソートするのが望ましい。BOSSは先人達の経験から作成されたリストに沿ってロード順を調整してくれる。(当然だが、BOSSの調整は完璧ではない。BOSSに登録されていないespファイルをソートしたり、BOSSのロード順に不完全なものがある場合には、BOSSのマスターリストをサポートするように自前でuserlist.txtを自作する必要がある)

2つ以上のMODをインストールする際にはこの順序を意識する必要があるので、MODを有効にする際にはOblivion起動画面のOptions->Data Filesからの設定は行わず、上記の[[BOSS>MOD/Tool/BOSS]]を使ってロード順を自動調整するか、[[Oblivion Mod  Manager>MOD/Tool/OblivionModManager]](ObMM)または[[Wrye Bash>MOD/Tool/WryeBash]]から行うこと。

ロード順の調整だけでは不具合が解消出来ない場合もある。(重要)
従来ならば、[[Oblivion Mod  Manager>MOD/Tool/OblivionModManager]](ObMM)、[[Wrye Bash>MOD/Tool/WryeBash]]を用いてリストを並び替える方法で操作することもできるが、多数のMODの順序を手動で管理するのは困難なので、MODのロード順を調整してくれる[[BOSS>MOD/Tool/BOSS]](BOSS)の利用が推奨されているのである。

ロード順を調整しても競合による不具合が残る場合、[[Wrye Bash>MOD/Tool/WryeBash]]でBashed Patchを作成する(MODのマージと呼ばれる)ことで解決する場合がある。

'''この項目「Stub」は、まだ書きかけの項目です。加筆、訂正などをして下さる協力者を求めています。 2011年12月31日貼付け'''
* MODのタイプ別の説明 [#gf9c79cb]
'''この項目は、まだ書きかけの項目です。加筆、訂正などをして下さる協力者を求めています。2011年12月31日貼付け'''
**MODの構成要素がespファイル(またはesmファイル)のみのもの [#j7cd2d29]
ファイルを解凍したときに、説明文書や参考画像以外のものがespファイル(またはesmファイル、以下略)のみのもの。逆に言うと、MODで加える変更が全てespファイルにまとまっているもの。
ゲームの一部設定や表記を変更するだけのMODがこのようなタイプで、メジャーな例としては日本語Modがある。
インストールはespファイルをデータフォルダにコピーし[[Oblivion Mod  Manager>MOD/Tool/OblivionModManager]]または[[Wrye Bash>MOD/Tool/WryeBash]]で有効にするだけでよい。
アンインストールはこの逆に、[[Oblivion Mod  Manager>MOD/Tool/OblivionModManager]]または[[Wrye Bash>MOD/Tool/WryeBash]]で無効にした上でespファイルを削除することでできるが、このタイプは無効になっている限り他のMODに影響をおよぼすことはないので、espファイルの削除は必ずしも必要ではない。しかし、データフォルダに使用していないespファイルが沢山あると無駄に負荷がかかることがあるため、不必要なespファイルは削除したほうがいい。

注意点として、ダウンロードしたファイルを解凍したときに2つ以上のespファイルが入っている場合がある。MODによってはこれらのうち一部のみを選択して有効にする必要があるものがあるため、MODの説明文書を確認すること。
**MODの構成要素がメッシュ・テクスチャファイルなどのみでespファイルを含まないもの [#t0d819aa]
解凍したときに、esp(esm)ファイルが含まれないもの。
ユーザーインターフェイスやキャラクターの肌などの見た目を変更するものが多い。
基本的にはデータフォルダ直下ではなく"Textures"や"Meshes"など各機能別のフォルダ(の下のサブフォルダ)に上書きする形でインストールする。
正しい位置にファイルをコピーしないと動作しないので注意が必要。
コピー先の位置がよくわからない場合、導入は控えたほうが良い。
espファイルがないので、インストール=適用となりOblivionの起動画面のOptionやObMMの左側のリスト、Wrye BashのModsタブにはMODが表示されない。
一時的な停止は出来ず、機能を止めたいときはアンインストールするしかない。
一度インストールすると、どのファイルがどこのフォルダに入っているかわからなくなり、アンインストールが非常に困難なので、[[Oblivion Mod  Manager>MOD/Tool/OblivionModManager]]で[[OMOD化>MOD/Tool/OblivionModManager#v149bbff]]するか、[[Wrye Bash>MOD/Tool/WryeBash]]の[[BAIN>MOD/Tool/BAIN]]で管理することを推奨する。

このタイプのMODが競合する場合、インストール順で上書きされてしまう。
これについても、[[OMOD化>MOD/Tool/OblivionModManager#v149bbff]]し、Activateする時に上書きされるのを利用してコントロールできる。(上書き確認ダイアログが出る)
&color(red){'''''しかし、[[OBMM>MOD/Tool/OblivionModManager]]経由で他のMODのファイルを上書きインストールしてしまうと、OBMM経由でアンインストールしても上書き前の状態に戻してはくれない。'''''};''上書き前の状態に戻すには、事前にバックアップをとっておくか、上書きされてしまうファイルも事前にOMOD化しておき、該当MODをアンインストール後、上書きされてしまったMODを再インストールしなければならない。''

これがOBMMの弱点であり、''この問題を解決するのが[[Wrye Bash>MOD/Tool/WryeBash]]に付属している強力なMOD管理ツール[[BAIN>MOD/Tool/BAIN]]である。''
**MODの構成要素としてespファイルに加えてその他メッシュ・テクスチャファイルなどを含むもの [#q3716431]
大型MODや種族追加MODなどシステムに新しい要素を追加するMODに多い。
基本的な注意点は上述のesp(esm)なしの時とほぼ同じである。
espファイルとその他のデータファイルのどちらが欠けても正しく動作しない可能性が高いので、インストール・アンインストールの時にはさらなる注意が必要。
このタイプのMODも[[OMOD化>MOD/Tool/OblivionModManager#v149bbff]]するか[[BAIN>MOD/Tool/BAIN]]で管理する方が良い。
**OMOD化された状態で配布されているもの [#jbd6f712]
OMODファイルとは[[Oblivion Mod  Manager>MOD/Tool/OblivionModManager]]専用の圧縮ファイルである。
従って、[[Oblivion Mod  Manager>MOD/Tool/OblivionModManager]]を導入していないと、この形式で配布されているMODは利用できない。
** OMOD化された状態で配布されているもの [#jbd6f712]
OMODファイルとは[[Oblivion Mod  Manager>MOD/Tool/OblivionModManager]]専用の圧縮ファイルである。拡張子.omodがOBMMに関連付けられているのでインストールの手間が若干省ける。

従って、[[Oblivion Mod  Manager>MOD/Tool/OblivionModManager]]を導入していないと、この形式で配布されているMODは解凍しない限りそのままでは利用できない。
[[Oblivion Mod  Manager>MOD/Tool/OblivionModManager]]で「Load->Activate」するだけで適用される。
「omodファイルをダブルクリック->[[Oblivion Mod  Manager>MOD/Tool/OblivionModManager]]を起動->該当MODをActivate」としても同様である。

「omodファイルをダブルクリック->[[Oblivion Mod  Manager>MOD/Tool/OblivionModManager]]が自動起動->該当MODをActivate」としても同様である。
**MODの圧縮ファイル内の構造が複数のフォルダから構成されているもの [#qe9ab116]
-例) [[Enhanced Economy>http://www.tesnexus.com/downloads/file.php?id=25078]] [[wiki内ページ>MOD/システム#Gnbi45ai]]

特にフォルダ名にナンバーが含まれている場合(00 Core, 01 Modules……など)、[[Wrye Bash>MOD/Tool/WryeBash]]のMODインストーラ"[[BAIN>MOD/Tool/BAIN]]"に最適化されている可能性がある。BAINでのインストールについてはこの項では省くが、圧縮ファイルの構成フォルダ内に"''omod conversion data''"フォルダがある場合はObMMで[[OMOD化>MOD/Tool/OblivionModManager#v149bbff]]したりOMOD化したMODを導入する際にスクリプトによるインストール支援を受けられるかもしれない。この場合、そのままOMOD化すればよい。サブフォルダ内にプラグインファイルがあるが大丈夫か、と言う感じのことを聞かれるがそのまま続行すること。

"omod conversion data"フォルダが存在しない場合は付属のドキュメントを熟読し、自分が必要とする構成に整えた上で導入する必要がある。この場合も[[OMOD化>MOD/Tool/OblivionModManager#v149bbff]]して導入した方がよい。
*よくある失敗 [#wb0acfdc]
MOD初心者さんがよくやる間違い。質問したりする前にチェックしてみるといいかも。
-圧縮ファイルをデータフォルダに入れている
--解凍して入れましょう
-omodファイルをデータフォルダに入れている
--omodは単なる圧縮ファイルですのでデータフォルダ以外からObMMで「Load->Activate」しましょう
-圧縮ファイルを解凍してできたフォルダを丸ごとデータフォルダに入れている
--データフォルダの直下にMOD名等のフォルダがあり、その下にMODファイルがあるのは× 悪い例:Data\hoge\hoge.esp
--インストール直後のOblivionのデータフォルダを覗いてみてどこにどんなファイルがあるかざっと見ておくとよいでしょう
---esm、esp、bsaファイルはデータフォルダ直下
---ini、txtで記述されている設定ファイルも指定がない限りデータフォルダ直下
---同じ設定ファイルでもxmlの場合は扱われ方が違うのでMODで指定されているフォルダ
---その他のファイルはデータフォルダの指定されたサブフォルダ(データフォルダ直下に置くことはまずない)
--少し慣れてObMMでomodファイルを作成するときもこの問題に引っかかる場合があります。「add folder」でデータを指定するときMODによって解凍したデータに「Data」フォルダがあったりなかったりするのでフォルダ指定を間違えて「Data\Data\MODファイル」の形でomodを作成してしまう場合があるからです。気をつけましょう
-よくわからないから解凍して出てきたファイルを全部データフォルダに突っ込む
--絶対やってはいけません。既存のMODが動かなくなったり、設定ファイルの設定値がおかしくなったりします。また、Oblivionは起動時にデータフォルダのファイルを総なめでチェックしますので、結果として起動が遅くなるだけです
-拡張子を表示しておらず、同名の違うファイルを入れている
--espとiniファイルが同名でiniだけ入れてるとかのパターン。パソコン全般の知識不足とMODのファイル構成を理解してないのが原因なので勉強するなり添付文書をよく読むなりしましょう
-同種のMODを複数いれて競合を起こしている&ロード順を調整していない
--特に日本語化MODで多い間違い。日本語化MODは複数あるのできちんと選択して導入しましょう
--例としてUOP系と日本語化を入れてロード順を変更してない場合もある。UOPと日本語化は別物のように見えるが、ゲーム中に表示されるテキスト(字幕やクエストログなど)を変更しているという点では(Oblivionというプログラムから見れば)同じ種類ということになるのです
--大型MODや種族追加の競合はもっと複雑です。MODの扱いに慣れるまでは控えたほうが良いでしょう
-掲示板などから拾ってきたMODを適当に導入しようとしている
--掲示板のうpろだなどに落ちているMODは添付文書もなくバグフィクスも適当です。MODをきちんと理解するまでは手を出してはいけません
-バニラ(MODの入っていないOblivion)をプレイしていない
--バニラをやってないということは、MODを入れて何が変わったか、何がおかしいかの判断基準がない=質問で正確に相手に状況を伝えられない、ということです。せめてLv10ぐらいまではバニラでプレイしましょう


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