Top/OblivionScriptExtender
はじめに † 
Oblivion Script Extender(以下OBSE)はOblivionを更に多様なものにする為のサードパーティ製の拡張です。
目次 † 
Oblivion Script Extender(OBSE)導入方法 † 
概要 †
OBSEはOblivionのスクリプトの機能を拡張します。OBSEを利用したModを使うにはOBSEを導入する必要があります。
必要環境 †
- Oblivion & Shivering Islesのパッケージ版のv1.2.0.416が必要との事
- D2D版には対応していません
- Steam版には対応していますが
ゲーム中にSteamコミュニティにアクセスできる状態(デフォルトではShift+Tab)である必要があり
インストール方法もパッケージ版とは少し違っています
入手場所 †
- Oblivion Script Extender
- 現在の最新安定バージョン(Current Stable)はv0019です(2010/10/31現在)。
- OBSEを利用した様々なMODも紹介されています。
- OBSEの内部仕様の変更により、使用しているMODによっては最新バージョンで多少の不具合が報告されているものもあります。現在のプレイ環境から更新しない、かつ問題がないのであれば現在使用しているバージョンをそのまま使う方がいいでしょう。
- 過去のOBSE対応のMODがうまく動作しない場合、v0014aを試してみるとよい場合があります*1が、導入MODの必要OBSEバージョンには注意してください。
- Steam版は、v0017b以降しか対応していません
2009/06に対応が始まったため日が浅くSteamでの使用時にバグも見られるため
安定するまではなるべくバグフィックスされた新しいbeta版の利用もご検討ください
インストール方法 †
ダウンロードしたファイルを解凍して、obse_steam_loader.dll以外の2つのDLLファイル*2とsrcフォルダ、obse_loader.exeをOblivionフォルダにコピーします。
(例 D:\Program Files\Bethesda Softworks\Oblivion\)
Steam版の場合はobse_steam_loader.dllも追加でOblivionフォルダにコピーする必要があります
パッケージ版とOblivionフォルダの場所が違うので注意してください
(例 D:\Program Files\Valve\Steam\SteamApps\common\oblivion\)
(例 E:\Program Files\Steam\SteamApps\common\oblivion\ 等)
TESConstructionSetを利用する場合の追加設定の方法はこちら
導入時の注意 †
日本語化パッチを導入している場合に、「Oblivion.exe」が改変されたことによりCRCが一致せずに起動しない場合があります。
OBSEがデフォルトで対応している対象 †
難しい事が分からない人は以下の対応バージョンの表にある組み合わせから選んで利用して下さい
| OBSE ver. | 日本語化パッチver. |
| Oblivion 1.2.0.416用 | Oblivion 1.1.0.511用 |
| 0016 | 0.07e, 0.09, 0.09a, 0.09b, 0.10, 0.11, 0.12, 0.12a, 0.12b, 0.13, 0.13a, 0.14, 0.14a, 0.15 (0.15cでも問題なく起動しました) | 0.06, 0.07c, 0.09, 0.09a, 0.09b, 0.10, 0.11, 0.12, 0.12a, 0.12b, 0.13, 0.13a, 0.14, 0.14a, 0.15 |
| 0015a | 0.07e, 0.09, 0.09a, 0.09b, 0.10, 0.11, 0.12, 0.12a, 0.12b, 0.13, 0.13a, 0.14, 0.14a | 0.06, 0.07c, 0.09, 0.09a, 0.09b, 0.10, 0.11, 0.12, 0.12a, 0.12b, 0.13, 0.13a, 0.14, 0.14a |
| 0014a | 0.07e, 0.09, 0.09a, 0.09b, 0.10 | 0.05, 0.06, 0.07c, 0.09, 0.09a, 0.09b, 0.10 |
| 0012 | 0.07e | 0.05, 0.06, 0.07c |
OBSE作者さんからのご好意 †
OBSEが対応しないバージョンで動かすには †
上記の組み合わせに該当しないパターンで使用したい場合は、obse_loader.exeのバイナリ書き換えや、コンパイルを行うことで解決できます。当然の事ながら自己責任で行って下さい。
自力で解決する方法が知りたい場合は開発資料/ひとりで出来るもん、開発資料/OBSEのコンパイル方法が参考になります。
利用方法 †
パッケージ版 †
- OBSEを有効にするにはobse_loader.exeを実行します。
- Data Fileの選択やOptionの変更をするWindowを開きたい場合は従来のショートカットを使うか、OblivionフォルダのOblivionLauncher.exeを直接実行してください。ObMMを使っている場合、右上のLaunch Oblivionボタンを使うとOBSEがインストールされている場合は自動的にobse_loader.exeから起動します。
Steam版 †
- Steamランチャから起動すると自動的にOBSEが有効になります
- ただしSteamコミュニティの機能をオフにしているとOBSEの機能もオフになってしまうので注意してください
- OBMMを利用している場合はOBMMから起動するのではなく、いったん終了させてからSteamランチャで起動してください(特にobse_loader.exeもインストールしている場合は)
- Wrye Bashから起動する場合、OBSEモードのチェックはオフにして下さい(オンのままだと起動をブロックします)。ただし、Wrye BashからConstruction SetをOBSEモードで起動する場合はチェックを入れる必要があります。
- プレイするだけならobse_loader.exeは必要ありませんがOBSEを使用したMODの作成や編集にはobse_loader.exeが必要です。(次項参照)
パッケージ版Steam版共通 †
- ConstructionSetでOBSE用MODのesp編集にはobse_loader.exeのショートカットを作り、ショートカットのプロパティを開きリンク先に -editorを追加し起動。
C:\Program Files\Bethesda Softworks\Oblivion\obse_loader.exe -editor
- " "でくくる場合は" "の後に追加。
"C:\Program Files\Bethesda Softworks\Oblivion\obse_loader.exe" -editor
- キー受け付け(HTSCLightの食べるキー等)がおかしい場合oblivion.iniの以下の値を1へ変更
bBackground Keyboard=1
bBackground Mouse=1
OBSE作者さんからのメッセージ †
- OBSE作者さんから受け取ったメールの一部を転載します
- 日本語化パッチが更新されたら連絡してくれれば喜んで対応するよという事なので気づいた方が連絡しても構わないでしょう
2008/09/10 †
- 註:日本語化パッチは現時点でv0.15cが最新だが、v0.15から変更されているのはobja.dllだけ。よって現時点でもこのローダーが使えるはず。
(日本語化パッチv0.15が正式にリリースされたという旨を連絡したお返事)
Thanks for letting me know - an updated loader can be found at
http://obse.silverlock.org/download/obse_loader.zip .
【適当訳】
知らせてくれてありがとう。対応したloaderは次のアドレスから手に入れられるよ
http://obse.silverlock.org/download/obse_loader.zip
2008/03/19 †
(どのバージョンの日本語パッチに対応させたのかという問いに対して)
All of the versions except the beta v15 revisions are supported.
【適当訳】
beta v15 (v0.15の事と思われる)以外のすべてのバージョンに対応させました。
2008/03/18 †
I have updated the OBSE loader to support the newest versions of the
Japanese translation patch. It can be found at
http://obse.silverlock.org/download/obse_loader.zip as usual.
【適当訳】
OBSEのローダーを新しい日本語パッチに対応させたよ。
いつもどおり、http://obse.silverlock.org/download/obse_loader.zip から手に入れてね。
OBSE用プラグイン †
導入方法 †
- ~\Oblivion\Data\OBSE\Plugins フォルダ(なければ作成)以下に指定されたファイルをインストール(コピー)する。
- ゲーム中のBGM再生方法を改変するプラグイン。
- 具体的にどう変わる?
- 戦闘後や10秒以内の画面切り替え(洞窟の出入り)時に通常音楽が続きから再生される。(デフォルトだと曲の最初から再生される)
- BGMの継ぎ目がフェードイン、フェードアウトで自然な切り替わりになる。
- Musicフォルダに入れた曲が再生されなくなったという人は、曲名を半角英数字にしてみて下さい。
- ゲーム終了時のCTDを強制的にスキップさせて終了できるようにするプラグイン。
Fast Exit 1と2があり、1は終了時にOblivion.iniへの書き込みを行わずに素早く終了する。
2はOblivion.iniへの書き込みを行ってから終了する。
- 通称OSR。画面のカクツキを低減し、安定性やパフォーマンスを向上させるプラグイン。
- Modなどの音声のない会話に口パクを付加するプラグイン。
- 通称weOCPS。プレイ中に起こる、多くの種類のCTDを防ぐプラグイン。
- OBSEにさらに拡張性を持たせる。OBSEv0015以降必須。
- SimpleHudClock , Hud Companions などに必要です。