城内を捜索せよ †
クエスト解説 †
- クエストタイトルは同じ発音のcanvas(キャンバス)とcanvass(調査する)を掛けている。
- 戦闘抜きで終わる数少ないクエスト。
- 現実に起こる事件は、容疑者以外の第三者の介入、証言者の証言が曖昧、証言者が容疑者を何らかの理由でかばう、捜査場所も城内に限定されないなどの複雑な要素が入ってくるが、すべてを盛り込むと別のゲームとなってしまうため、
- 「クエストであるため複雑な要素は抜き」で考えるねばならない。
- しかし「状況証拠」「物的証拠」「自白」の三要素は欠かせない。
- 被害者、容疑者及び証言者との会話では「説得」も加えなければならない。
- 従ってクエストを解決するためには、おおよそ次の順序及び括弧内の前提で捜索を行う事になる。
- 伯爵夫人の話から、容疑者は2名に絞られている。(二者択一で第三者は存在しない。)
- 証言者は見たままを語っている。(証言者の証言は利害などで曲げられていない真実である。)
- 容疑者2人はそれぞれ事件当日に後ろめたい動機からアリバイが得られない行動をとっている。(容疑者の証言には偽証がある。)
- 容疑者及び証言者からの情報だけでは犯人は特定できない。(捜索すべき場所の情報が得られる。)
- 容疑者を含む5人の証言から、容疑者2人が疑わしい行動をとった場所を探索する。(捜査場所の限定。)
- 絵の盗難事件であるため、絵に関わる物的証拠を発見し、犯人の的を絞っていく。(物証の確からしさが順に増える。)
- 物的証拠が集まると容疑者は限定できる。(容疑者の動機ははっきりしない。)
- 最後に容疑者に動機を自白させる。(容疑を固める。)
クエスト詳細 †
事件にかかわる人物 †
- 被害者:Chorrol伯爵Arriana Valga
- 夫のCharus Valga伯爵はSkyrimで戦死しており、女性であるが伯爵位を継承しChorrolを統治している。
- Leyawiin伯爵であるMarius Caroの伯爵夫人Alessia Caroの母親でもある。
- このクエストは故Charus伯爵の肖像画が盗まれたことが発端。
- 城内を捜索できるようにするため城の鍵を与える。(クエスト完了後に返却。)
- 捜査の進捗により説得によりDispositionを55以上に上げると助言が得られる。
- 容疑者:Arriana伯は絵画が盗まれた王座の間に、疑惑を招かずに事件当日出入りできたのは2人と限定する。
- 宮廷魔術師のChanel
- Chorrol城玄関番のOrgnolf Hairy-Legs
- 証言者:Arriana伯は5人の名前を挙げるが、容疑者を除いた3人が証言者となる。
- 衛兵隊長のBittneld
- 伝令(紋章官)のLaythe Wavrick
- 執事のOrok gro-Ghoth
証言を得る †
- ただ話しかけるだけでは駄目で、Gather Cluesのトピックが会話済み状態(暗い色の文字)になる必要がある。該当する人からきちんと話を聞き終えれれば、ダイアログが出てクエストジャーナルに追加される。
- 中にはPlayerとのDispositionが一定値以上ないと「信頼できないので話せない」と言って教えてくれない人・項目がある。この場合はPersuationやBribeでDispositionを上げなければならない。
- 話を聞き終えたらマーカーが消える。すべてのマーカーが消えたら、次に物的証拠を探す。
- 証言を得る順序は結果に影響しない。
証言内容 †
- 容疑者証言
- 宮廷魔術師のChanel :
宮廷内で星読みをし、食堂で食事をとった後、自室で就寝した。
- Chorrol城玄関番のOrgnolf Hairy-Legs :
ワイン運搬の事故の件をしばらく大広間で運搬人と会話、その後自室にいた。
- 証言者証言
- 衛兵隊長のBittneld :
事件当日は雨だったが市中をパトロールした。
Chanelは西の塔で時間を過ごすことが多い。
Bittneldが問い質してみると、Chanelはそこで魔法の練習をしていると言った。
- 伝令(紋章官)のLaythe Wavrick :
Orgnolfは飲酒癖があった。
酒のせいで金に困っていた。
- 執事のOrok gro-Ghoth :
雨なので宮廷にいた。
事件当日は大広間に誰もいなかった。
Orgnolfは西の塔で飲酒していたことが見つかったことがあるが、伯爵にさとされ今は酒を飲んでいない。
証言内容からの短絡的結論 †
- 「Orgnolf⇒飲酒癖⇒金銭トラブル⇒絵画を盗んだ」と証言だけで結論を出してしまうと、労賃程度の金銭報酬は得られるが、事件解決の名声は得られない。
- Orok gro-Ghothの証言「Orgnolfも今は酒をやめている。」に着目すべきである。
- また、当日は雨だったのにChanelは星読みをしていた。Chanelの証言には偽証が含まれている。
証言内容からの推論 †
- 「動機」「アリバイ」とも得られていない。
- 「立ち回り先」を捜索し「物的証拠」を得るべきだ。
- 「立ち回り先」については「西の塔」「食堂」「自室」の三か所が得られている。
物的証拠の捜索 †
- 「立ち回り先」を捜索すると、多少ひねった場所に「物的証拠」が得られる。
- Chanelの証言「食堂へ行った」でChanelの「自室」を捜索することになる。
- 西の塔
箱の陰にあるTrap Doorから降りた先にある謎の画家の絵画。
- 食堂(Great Hall横)
ドアから見て左奥、カーペットの上の絵具の染み。
- Chanelの部屋
椅子が立てかけてある机の上の絵画道具。
物的証拠からの犯人像 †
- Chanelが絵に深く関わっていることは物的証拠から判る。
- しかしChanelによる絵画窃盗の直接的証拠は見つからない。
- 直接的証拠がないためクエスト解決に「伏線」が設けられる。
犯人の自白 †
- 最後の「動機」についてChanelから「自白」を得る。
- Chanelは故Charus伯に身分違いだと知りつつも思慕の念をいだいていたので絵画を盗んだ。
Arriana伯への報告 †
- Chanelを犯人とArriana伯へ告発するか否かでクエスト報酬が分かれる。
- Chanelをかばうには、犯人は見つからなかったとArriana伯へ報告しなければならない。
クエスト報酬 †
- 名声+1: Chanelを犯人とArriana伯へ告発した時のみ。
- 金銭及び追加報酬
PCレベル | Chanel告発 | Orgnolf告発 | 誰も告発しない |
1-4 | 200G、宝石8個 | 50G | 25G、Chanelの絵 |
5-9 | 200G、宝石8個 | 75G | 50G、Chanelの絵 |
10-14 | 200G、宝石8個 | 100G | 75G、Chanelの絵 |
15-19 | 200G、宝石8個 | 150G | 100G、Chanelの絵 |
20-24 | 200G、宝石8個 | 200G | 125G、Chanelの絵 |
25+ | 200G、宝石8個 | 300G | 150G、Chanelの絵 |
Chanelの恩返し †
- Chanelにもう一度話しかけると、Dispositionが大幅にアップしてDestructionのスキルをトレーニングしてもらえるようになる。
- さらに特別に絵を描いてくれると言ってくれる。
- 完成までに3週間かかり、3週間経つとダイアログが現れるため日付を覚えている必要は無い。
- 絵はChorrolの夜景が描かれたもの。イーゼル付。
- Inventoryから「捨てる」ことにより自室へ飾れる。
Bug情報 †
- 「証言を得てもジャーナルが更新されない」Bugが発生する場合がある。発生した場合はコンソールコマンドによるジャーナル更新が必要。
- 伯爵夫人と話をしてクエストを開始する前に証言者に「証言」を聞いてしまうと起こるようだ。
- まだクエストを発生させていないのに「証言」が聞けてしまうあたりにBugが潜んでいると推測。