Top/OblivionScriptExtender
はじめに †
Oblivion Script Extender(以下OBSE)はOblivionを更に多様なものにする為のサードパーティ製の拡張です。
目次 †
Oblivion Script Extender(OBSE)導入方法 †
概要 †
OBSEはOblivionのスクリプトの機能を拡張します。OBSEを利用したModを使うにはOBSEを導入する必要があります。
拡張されたScriptによって出来る事が大幅に広がります、このためOBSEが必要なMODが数多くあります
MODでOblivionを楽しむ場合、OBSEが必要なMODを使うのは当たり前になっています。
必要環境 †
- Oblivion.exeのバージョンがv1.2.0.416である事
- Direct2Drive版には対応していません
- Steam版には対応していますが
ゲーム中にSteamコミュニティにアクセスできる状態(デフォルトではShift+Tab)である必要があり
インストール方法もパッケージ版とは少し違っています
入手場所 †
オフィシャルページ:Oblivion Script Extender
バージョン情報:v0021 [2018/02/27現在]
フォーラム情報:[Rel] Oblivion Script Extender (OBSE) 0021 Beta 4 [2013/07/07]
ベータバージョン情報:v0021 beta4 [2013/07/07現在]
備考 †
- OBSEを利用した様々なMODも紹介されています。
- OBSEの内部仕様の変更により、使用しているMODによっては最新バージョンでは不具合が発生するかもしれません。現在のプレイ環境で問題がないのであれば現在使用しているバージョンをそのまま使う方がいいでしょう。
- OBSE公式の少し下にあるDownloadsのArchive Folderから過去のバージョンが入手可能です。古いMODのみで環境を構築する場合は過去のバージョンを使用した方が安定するかもしれません。
- Steam版は、v0017b以降しか対応していません
2009/06に対応が始まったため日が浅くSteamでの使用時にバグも見られるため
安定するまではなるべくバグフィックスされた新しいbeta版の利用もご検討ください
- 現在の最新安定バージョン(Current Stable)はv0020です(2011/04/08現在)。
※一部のModでの動作に問題が指摘されているようです。その場合は0020beta5や0020beta6を入れる事で対処できるようです。
インストール方法 †
ダウンロードしたファイルを解凍して、obse_steam_loader.dll以外の2つのDLLファイル*1とobse_loader.exeをOblivionディレクトリにコピーします。
(例 D:\Program Files\Bethesda Softworks\Oblivion\)
Steam版の場合はobse_steam_loader.dllも追加でOblivionディレクトリにコピーする必要があります
パッケージ版とOblivionディレクトリの場所が違うので注意してください
(例 D:\Program Files\Valve\Steam\SteamApps\common\oblivion\)
(例 E:\Program Files\Steam\SteamApps\common\oblivion\ 等)
TESConstructionSetを利用する場合の追加設定の方法はOblivion Script Extenderの解説ページの「利用方法」-「パッケージ版Steam版共通」を参照してください。
導入時の注意 †
日本語化パッチv0.15cを導入している場合に、 Oblivion.exe が改変されたことによりCRCが一致せずに起動しない場合があります。
OBSEがデフォルトで対応している対象 †
難しい事が分からない人は以下の対応バージョンの表にある組み合わせから選んで利用して下さい
OBSE ver. | 日本語化パッチver. |
Oblivion 1.2.0.416用 | Oblivion 1.1.0.511用 |
0016 | 0.07e, 0.09, 0.09a, 0.09b, 0.10, 0.11, 0.12, 0.12a, 0.12b, 0.13, 0.13a, 0.14, 0.14a, 0.15 (0.15cでも問題なく起動しました) | 0.06, 0.07c, 0.09, 0.09a, 0.09b, 0.10, 0.11, 0.12, 0.12a, 0.12b, 0.13, 0.13a, 0.14, 0.14a, 0.15 |
0015a | 0.07e, 0.09, 0.09a, 0.09b, 0.10, 0.11, 0.12, 0.12a, 0.12b, 0.13, 0.13a, 0.14, 0.14a | 0.06, 0.07c, 0.09, 0.09a, 0.09b, 0.10, 0.11, 0.12, 0.12a, 0.12b, 0.13, 0.13a, 0.14, 0.14a |
0014a | 0.07e, 0.09, 0.09a, 0.09b, 0.10 | 0.05, 0.06, 0.07c, 0.09, 0.09a, 0.09b, 0.10 |
0012 | 0.07e | 0.05, 0.06, 0.07c |
OBSE作者さんからのご好意 †
OBSEが対応しないバージョンで動かすには †
上記の組み合わせに該当しないパターンで使用したい場合は、obse_loader.exeのバイナリ書き換えや、コンパイルを行うことで解決できます。当然の事ながら自己責任で行って下さい。
自力で解決する方法が知りたい場合は開発資料/ひとりで出来るもん、開発資料/OBSEのコンパイル方法が参考になります。
利用方法 †
パッケージ版 †
- OBSEを有効にするにはobse_loader.exeを実行してください、自動でOblivionが起動します。
毎回obse_loader.exeから起動しないとOBSEが有効になりませんので注意してください。
- Data Fileの選択やOptionの変更をするWindowを開きたい場合は従来のショートカットを使うか、OblivionディレクトリのOblivionLauncher.exeを直接実行してください。
- Wrye Bashを使っている場合、左下の緑色の四角にチェックが入って OBSE Enabled になっていれば、下のランチャーから Launch Oblivion + OBSE アイコンをクリックすることで自動的に obse_loader.exe から起動します。
- ObMMを使っている場合、右上のLaunch Oblivionボタンを使うとOBSEがインストールされている場合は自動的にobse_loader.exeから起動します。
Steam版 †
- Steamランチャから起動すると自動的にOBSEが有効になります
- ただしSteamコミュニティの機能をオフにしているとOBSEの機能もオフになってしまうので注意してください
- OBMMを利用している場合はOBMMから起動するのではなく、いったん終了させてからSteamランチャで起動してください(特にobse_loader.exeもインストールしている場合は)
- Wrye Bashから起動する場合、OBSEモードのチェックはオフにして下さい(オンのままだと起動をブロックします)。ただし、Wrye BashからConstruction SetをOBSEモードで起動する場合はチェックを入れる必要があります。
- プレイするだけならobse_loader.exeは必要ありませんがOBSEを使用したMODの作成や編集にはobse_loader.exeが必要です。(次項参照)
パッケージ版Steam版共通 †
- ConstructionSetでOBSE用MODのesp編集にはobse_loader.exeのショートカットを作り、ショートカットのプロパティを開きリンク先に -editorを追加し起動。
C:\Program Files\Bethesda Softworks\Oblivion\obse_loader.exe -editor
- " "でくくる場合は" "の後に追加。
"C:\Program Files\Bethesda Softworks\Oblivion\obse_loader.exe" -editor
- キー受け付け(HTSCLightの食べるキー等)がおかしい場合oblivion.iniの以下の値を1へ変更
bBackground Keyboard=1
bBackground Mouse=1
トラブルシューティング †
obse_loader.exeから起動しようとしてもOblivionが起動できないんだけど? †
- 対応しているOblivionですか?
- 対応するOblivionまたはShivering Islesのバージョンは1.2.0.416です。古いバージョンには対応していません。
- Direct2Drive版はOBSEに対応していません。
- 日本語パッチなどで改変されたOblivion.exeから起動しようとしていませんか?
開発資料/ひとりで出来るもんを参照してください。
- Steam環境ではありませんか?
以下のダイアログやコマンドプロンプトのウィンドウが出る場合
You are trying to use a Steam version of Oblivion. Steam users should launch the game through Steam, not by running obse_loader.exe. If OBSE fails to load, go to Steam > Settings > In Game and check the box marked "Enable Steam community in game". Please see the instructions in obse_readme.txt for more information.
Steam版ではゲーム起動をする場合はobse_loader.exeは必要ありません。SteamランチャーかSteamがデスクトップに置いたショートカット、あるいはoblivion.exeから起動してください。その際、Steamの設定から「ゲーム中にSteamコミュニティを有効にする」にチェックを入れておいてください。
OBSE用MODの編集をしようと思ったけどConstruction Setが起動しない †
- ショートカットの作り方を間違えていませんか?
パッケージ版Steam版共通を参照してショートカットを作り直してみてください。
- TESConstructionSet.exeが日本語表示パッチなどで改変されていませんか?
開発資料/ひとりで出来るもんを参照してください。
- 「管理者権限での起動」が有効になっていませんか?obse_loader.exeやTESConstructionSet.exeのプロパティから互換性タブを確認してみましょう。
- 導入しているOBSEプラグインの相性が悪い場合があります。obse_editor.logを確認して怪しいプラグインを一旦外すか、OBSE\pluginsフォルダをリネームするなどして一旦待避させると起動できる可能性があります。
一部のOBSEを使ったmodで日本語が正常に表示されない †
具体的にはmpc、Mad Companionship Spells、HUDCastなどの管理メニュー、Oblivion XPなどのmodで、
一部日本語が文字化けする、行がずれるなどの不具合があります。(ダメ文字バグ)
文字化け対策パッチ(OBSE21用)を導入すると改善します。
ただしこのパッチは人柱用です。導入の際には十分な注意を払ってください。
このプラグインは2011年5月13日に公開され、約半年経った2011年10月15日時点で特に問題らしい不具合は報告されていません。
OBSE作者さんからのメッセージ †
- OBSE作者さんから受け取ったメールの一部を転載します
- 日本語化パッチが更新されたら連絡してくれれば喜んで対応するよという事なので気づいた方が連絡しても構わないでしょう
- 日本語化パッチの ver0.16 beta3 を導入していれば、OBSEまでこの日本語化パッチに対応させたものを導入する必要はありません。
2008/09/10 †
- 註:日本語化パッチは現時点でv0.15cが最新だが、v0.15から変更されているのはobja.dllだけ。よって現時点でもこのローダーが使えるはず。
(日本語化パッチv0.15が正式にリリースされたという旨を連絡したお返事)
Thanks for letting me know - an updated loader can be found at
http://obse.silverlock.org/download/obse_loader.zip .
【適当訳】
知らせてくれてありがとう。対応したloaderは次のアドレスから手に入れられるよ
http://obse.silverlock.org/download/obse_loader.zip
2008/03/19 †
(どのバージョンの日本語パッチに対応させたのかという問いに対して)
All of the versions except the beta v15 revisions are supported.
【適当訳】
beta v15 (v0.15の事と思われる)以外のすべてのバージョンに対応させました。
2008/03/18 †
I have updated the OBSE loader to support the newest versions of the
Japanese translation patch. It can be found at
http://obse.silverlock.org/download/obse_loader.zip as usual.
【適当訳】
OBSEのローダーを新しい日本語パッチに対応させたよ。
いつもどおり、http://obse.silverlock.org/download/obse_loader.zip から手に入れてね。
OBSE用プラグイン †
導入方法 †
- ~\Oblivion\Data\OBSE\Plugins ディレクトリ(なければ作成)以下に指定されたファイルをインストール(コピー)する。
- 正しいディレクトリ構成にできれば、OMOD化してObMMからインストールする(あるいはBAINでインストールする)のも使わなくなったプラグインを削除しやすいという意味でいい考えかもしれません
- BAINでインストールする際は、Wrye Bashの Installerタブ 上部のカラムを右クリックして Skip OBSE Plugin のチェックが外れていることを確認してからインストールしてください。さもないと、OBSEプラグインがインストールされません。
- Oblivionで日本語を表示できるようにする非公式パッチ。
- このバージョンのものはモジュールファイル(obja_*.dll)をPluginsディレクトリにインストールすることでOBSEのプラグインとして機能します。
- これを導入すれば従来のversion 0.15以前の日本語化パッチとOBSEを併用させるためにわざわざOBSEまで日本語化パッチ用のものを用意したり再コンパイルする必要はありません。
- また、 (2012年2月4日現在ではOBSEプラグインの更新はしばらくありませんが) OBSEがバージョンアップする度にOBSEの日本語対応版を用意する手間も、日本語対応のためにわざわざOBSEを再コンパイルする必要性もなくなります。
- これによって従来の日本語化パッチとは違い、Oblivion.exeに一切手を加えることなく日本語化することが可能になります。それがこのバージョンの日本語化パッチの利点です。
- Steam版Oblivionではこのパッチを使えば日本語化が可能になります。
- このMODの詳細はMOD/BGM・サウンド#emcを参照してください。
- ゲーム中のBGM再生方法を改変するプラグイン。
- 具体的にどう変わる?
- 戦闘後や10秒以内の画面切り替え(洞窟の出入り)時に通常音楽が続きから再生される。(デフォルトだと曲の最初から再生される)
- BGMの継ぎ目がフェードイン、フェードアウトで自然な切り替わりになる。
- Musicディレクトリに入れた曲が再生されなくなったという人は、曲名を半角英数字にしてみて下さい。
- このMODを導入すると、環境によっては数秒間に一度カクつく現象が起きる報告あり。
- ゲーム終了時のCTDを強制的にスキップさせて終了できるようにするプラグイン。
MODが多くて終了に時間がかかる場合に効果的。
Fast Exit 1と2があり、1は終了時にOblivion.iniへの書き込みを行わずに素早く終了する。
2はOblivion.iniへの書き込みを行ってから終了する。
- 通称OSR。画面のカクツキを低減し、安定性やパフォーマンスを向上させるプラグイン。
- このOBSEプラグインの詳細はMOD/パフォーマンス#osrを参照してください。
- Modなどの音声のない会話に口パクを付加するプラグイン。
- これによってもの凄い速さで会話が流れて、会話文を読み逃してしまう問題がかなり解消されます。
- メニュー画面など、UI(ユーザインタフェース)の機能を拡張するMODなどに使われるプラグイン。
- Enhanced EconomyなどのMODではこのOBSEプラグインを使うと、いくらか機能が拡張されます。各種MODとこのMenuQueと対応バージョンの関係によっては安定せずCTDの原因になるMenuQueのバージョン──例えば、バージョン10aなど──があるので、導入のさいはドキュメントやフォーラムなどで情報をよく調べるように注意してください。
- OBSEにさらに拡張性を持たせる。OBSEv0015以降必須。
- SimpleHudClock , Hud Companions などに必要です。
- 現在の安定版はv125bです。v125bから最新版のv132に変更する場合や、v132からv125bに戻す場合は、Pluggyを使っているMODを一旦全て外す必要があります。(v125bとv132でデータの保存形式が異なるため)
- 一部のMODでは、OBSE_Elys_Pluggy.dllをOBSE_Elys_Pluggy_HUD.dllにリネームして使用する必要があります。(いわゆるHUD版)
- HUD版は一部のnVIDIA系ビデオカードでCTDを起こすことが報告されていますが、三人称視点にするか、ウィンドウモードにすることで回避できるようです。
- Pascalで書かれているためパフォーマンスが低く、使用は控える事を推奨します。
- 通称weOCPS。プレイ中に起こる、多くの種類のCTDを防ぐプラグイン。
- 最新版ではデバッグテキスト(コンソールからtdt)の画面右端側が一部表示範囲外になるが、Oblivion.iniの「iDebugTextLeftRightOffset=10」の数値を大きくすると正常に表示されるようになる。
最適な値は各環境によって異なるので適当に増やしつつ確認するとよい。
※これを入れた後に全体的にゲームスピードが落ち、マウスの動きがもっさりするようになったとの報告あり。
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