WryeBash

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編集:MOD/Tool/WryeBash

目次 Edit

Mod概要 Edit

フォーラム情報:[RELZ] Wrye Bash Thread 77 - v294.1 released※進行速度が速いので最新とは限りません!

Wrye Bashと、必須ファイルの入手 Edit

Wrye Bash本体の入手 Edit

Wrye Musings
TESN ※ Main として
GHF ※ Mirror として
SourceForge ※過去Ver.有り。

Wrye Bash実行に必要なライブラリの入手 Edit

Wrye Bashには、Pythonの実行環境が必要となります。
Archive Version で Wrye Bashを導入する際には、別途に導入して下さい
自前で準備する方法もありますが、有り難い事に作者が簡単な導入パッケージを準備しています

インストール Edit

  1. Python実行環境の導入
    1. 簡易導入パッケージを利用する場合
      1. Wrye Pythonをダウンロードしてきてインストール
    2. 自分でPythonを導入する場合
      1. Pythonをインストール
      2. wxPython ANSIをインストール (wxPythonは特定のバージョンのPython向けに作成されているので注意)
  2. Wrye Bash本体の導入
    1. Wrye Bash本体のアーカイブ(Wrye Bash XXX.zip)をダウンロードしてきて展開、出てきたフォルダ(Mopy、Data)をOblivionインストール箇所に置く
      (Oblivion\Mopy, Oblivion\Dataとなるようにする)

起動 Edit

  1. Archive VersionInstaller Version でPython版を選んだ場合
    Mopyフォルダの Wrye Bash Launcher.pyw が実行ファイルになります。
  2. Standalone Version
    Mopyフォルダの Wrye Bash.exe が実行ファイルです。

起動しない場合 Edit

  1. スタートメニューのアクセサリからコマンドプロンプトを起動する
  2. Mopyフォルダに移動する(例:「H:」→「cd \Games\Oblivion\Mopy」)
  3. 「c:\python24\python.exe bash.py 0」と入力する。(注意:Wrye Bash v294.2ではWrye Bash Launcher.pyw。見ればわかると思いますが、インストールしているPythonのバージョンが27のように新しくなっている場合は、python24をpython27のように変更してみてください)
  4. エラー表示が出るので、その部分のソースを修正します。バージョン違いのエラーなら即直ります。

Windows 7 の場合 Edit

この説明はWrye bash v294.2を前提としています。
64ビット版Windows 7にOblivionを以下のフォルダのようにインストールしている場合、

C:\Program Files (x86)\Bethesda Softworks\Oblivion
  1. エクスプローラでC:\Program Files (x86)(64ビット版の場合)またはC:\Program Files(32ビット版の場合)を開き、Betheda softworksフォルダを右クリックしてプロパティを開く。
    セキュリティタブをクリックし、上部のリストに自分のアカウントがあるか確認する。なければ[編集]ボタンを押し、[追加]ボタンを押し、「選択するオブジェクトを入力してください」のテキストエリアに自分のアカウント名を入力してOKを押し、自分のアカウントを追加する。
  2. リストから自分のアカウント名を選択し、「フルコントロール」の「許可」チェックボックスにチェックを入れる。「許可」より「拒否」が優先されるので、「拒否」にチェックボックスが入っていた場合、それらを除去する。OKを押して、閉じる。

これでC:\Program Files (x86)\Bethesda SoftworksフォルダにOblivion Modsというフォルダが作成され、Wrye bashが起動します。

仕様変更と不具合 Edit

積極的に更新していますので、「安定板」を見つけ出すのが中々困難です。
2011年12月23日時点での安定版はv295.0 あたりでしょう。
基本的には「どの Ver でもバグはある」と思って下さい。
(だからこそ更新が早いとも言えます)
 
昨今の仕様変更と、一部目立った致命的な不具合を以下に引用しています。

2011年12月23日現在ではv292及びv293は姿を消し、v294.2, v295が安定版として存在しています。
( v294.2 に関しては)いろいろ問題のあったCBashも「試用してもいいかな」という程度にはこなれてきているようですが、トラブルすらも楽しめなければまだ挑むべきではないかもしれません。

また、v291.1 は現状では「枯れた環境用(として十分に安定して使える)」と言えそうです。
しかし Wrye Bashの更新に合わせてModやツールの調整が行われてきているので、いつかはレガシー環境になり得る事は留意しておいて下さい。

Unicode エラーと警告対策 Edit

Wrye Bash 295.2でUnicodeエラーまたは警告が表示された場合、Wrye Bash のダウンロードサイトOPTIONAL FILES から Wrye Python 05 をダウンロードしてインストールしてください。これはWrye BashのPython版にのみ有効です。

以下はその他のやり方による対応策であり、Wrye Python 05 が登場する前に起きたときの対応策例です。

Wrye Bash 295.2にアップデートするとBAINのインストール優先度情報がリセットされてしまう Edit

Wrye Bash 295.1よりも古いバージョンからインストーラーを使って295.2にアップデートすると、

C:\Program Files (x86)\Bethesda Softworks\Oblivion Mods\Bash Installers\Bash

にある以下のファイルが上書きされてしまいます(拡張子bakはdatを上書きする直前にバックアップされるファイル)。

もしこの症状が発生した場合は、MODを再度管理し直すか、Wrye Bashを295.2をアンインストールして295.0にダウングレードすれば解決します。

注意 : このダウングレードはこれから新規にBAINでMODを管理する人や、BAINで管理しているMODが少ない人は無理に実行する必要はありません。BAINで管理している、ファイル競合が激しいMODが膨大にある人向けです

OSがWindows Vista/7でもし、Installers.datとConberters.datファイルのバックアップを取るのを忘れた場合、OSの復元機能を使ってファイルを復元できます。

Wrye BashとBOSSの関係 Edit

Wrye Bashは、BOSSの masterlist に提案されたタグ情報を自動で選択する機能を有しています。
これは、Wrye Bashのメイン機能でもある BashedPatch 作成時にとても参考になり、役立ちます。
(※とはいえ過信は禁物!!)
 
しかしながらBOSSの実行フォルダが変更された関係で、若干対応関係に Version 違いがありますので注意してください。
BOSSの古いバージョンは、WikiのBOSSのページから入手してください。
(Wrye Bashは下位互換ですので、BOSS v1.6 以降を使用している人向けの情報です)

Wrye BashとBOSSの対応表
Wrye BashVer.BOSS Verコメント
v287~ v1.51 まで※ Wrye Bash廃盤
v291.1~ v1.65 まで
v292~ v1.70 まで
v293~ v1.80 まで
v294.2
v295~ v1.91 まで※下記参照
v295.5未検証

※2通りの方法でv295をBOSS v2.0.0以降に対応させることができます。

使い方 Edit

よく使うであろう機能について紹介していきます。

共通 Edit

アプリケーションランチャー Edit

Wrye Bashのウィンドウ最下段(いわゆるステータスバー)左側はゲーム起動をはじめとする関連アプリケーションランチャーのエリアです。

OBSEチェックボックス
左端の緑色のチェックボックスです。チェックを入れておくとobse_loader経由でゲームやCSを起動します。CSでOBSEを必要としないMODを作成するとき*1以外、OBSEが必要なMODをインストールしているならチェックを入れたままにしておきましょう。
ただし、Steam版のOblivionの場合、このチェックボックスはオフにします*2
obse_loader.exeから起動しようとしてもOblivionが起動できないんだけど?を参照して下さい。
Auto-Quitチェックボックス
OBSEチェックボックスの隣にある赤いチェックボックスです。チェックを入れておくとゲーム起動時、自動的にWrye Bashが終了します。CSを起動する場合はチェックを入れていても終了しません。

他にもMopy\bash.ini(なければbash_default.iniをコピーして作る)で設定するとTES4EDITなどのOblivion向けの便利ツールから果てはGIMPやPhotoshop、3dsMaxなどのグラフィックス、3Dツールまで起動できるようになります。

Faceデータのインポート Edit

Faceデータをインポートしたいセーブデータ/Modを右クリックしてImportからFaceを選択。ファイル選択画面が出るので、使いたいFaceデータが入っているセーブデータを選択します。
espファイルなどからも同様の方法でFaceデータをインポートすることができます。

Installersタブ Edit

Installersタブは、BAINことBash InstallersというWrye Bashが提供するMod管理ツールです。
イメージとしてはObMMと同等の働きをするものと思って貰って構いません。
見方によっては、ある部分においてObMMよりも使いやすいこともあります。
(例:大型ModのOWCNDをインストールする際にパッケージを分割する必要がない)
 
詳細はMOD/Tool/BAINを参照してください。

Modsタブ Edit

導入済Modの管理やBashed Patchの作成などを行うことができます。

Load Edit

Modsタブ直下のFileを右クリックするとポップアップメニュー内に表示されるメニュー。
Modリストの状態を名前を付けて保存する事ができ、状況に合わせて使い分ける事ができる。

None
Modリストのチェックを全て外す(無効にする)。
Save List...
現在のModリストの状態を名前を付けて保存。
Edit Lists...
Modリストを保存した名前の変更・削除。

Add Master Edit

espファイルを親とするModをConstruction Set(CS)で編集すると保存時に親子関係がなくなってしまいます。このままでは正常に起動できなくなる可能性が高いので編集したModを右クリックしてAdd Masterを選択し、親となるespファイルを指定しましょう。

Auto-Ghost Edit

OblivionのプログラムはDataフォルダ内にあるesp/esmファイルが有効・無効を問わず300~350を越えると動作が不安定になるバグがあります。見出しを右クリックして出るコンテキストメニュー内にあるAuto-Ghostにチェックを入れると無効化されている(=アクティブではない)プラグインファイルの名前に拡張子.ghostを追加し、Oblivionのプログラムから認識されないようにして問題の解決を図ることができます。

Auto-Ghostで「見えなくなっている」プラグインファイルはWrye BashとBOSS以外の大半のOblivion関連のツールからも見えなくなります。関連ツールを使う場合は必要に応じてAuto-Ghostのチェックを外して対応しましょう。

Decompile All Edit

Construction SetでCompile Allを実行したModのスクリプトがOblivion.esmと比較して変更がない場合、それを削除します。

Savesタブ Edit

セーブデータの管理やセーブデータに対する変更や調整、バグFixなどを行うことができます。

動作遅延バグの修正方法 Edit

Wrye Bashを起動してSavesタブをクリック。修正したいセーブデータを右クリックしてRepair Abombを選択します。
再発した場合も同様の対策を行うと解決できます。

詳しくは、公式サイトのRepair Abomb(英文)、または動作(松明の炎や魔法等のエフェクト、扉などの開閉)が非常に遅く(スローモーション)になる現象をご覧ください。

MODからのNPC Levelインポート Edit

通常、Vanilla(MODなどを入れていない標準のOblivion)に存在するNPCのLevelは新規スタート時に決定されます。そのためOscuro's Oblivion OverhaulやFrancesco's leveled creatures/itemsなど、既存のNPCのLevelを変更するMODを正しく導入したい場合は新規スタートが必要になります。そこでゲーム途中のセーブデータにMODからNPC Levelをインポートすることで、ゲーム途中からでもOOOやFranのゲームバランスを正確に反映することができます。

NPC Levelインポートの手順はSavesから、NPC Levelをインポートしたいセーブデータを選んで右クリックし、「Update NPC Levels」を選択します。この項目がない場合は最新のWryeBashをダウンロ-ドしてください。

プロファイル機能を使う Edit

セーブデータ管理(Saves)タブを選択した状態で見出し(Files、Modified、などが並ぶ行)を右クリック→Profile→Edit Profiles..でSave Profilesウィンドウが開きます。すでにプロファイルを作成している場合はEditの下にプロファイル名が並んでいるので選択することでプロファイルを変更できます。

Save ProfilesウィンドウではAddで新規プロファイルの作成、Renameでプロファイル名の変更、Removeでプロファイルの削除をします。プロファイルを作成するとセーブデータフォルダ内にプロファイル名のサブフォルダが作成され、以後ゲームのセーブは選択されたプロファイルのフォルダに行われます。これは再びプロファイルを変更するまで変わることはありません。

Modのアクティブ/非アクティブ情報はプロファイルごとに保存され、プロファイルを変更した場合インストール済のModのアクティブ/非アクティブ情報はそのプロファイルの最新セーブデータに沿って復元されます。当然インストールされていないModに関しては何も起こりませんので改めてインストールする必要があります。Mod環境が大きく変わる場合はBashed Patchのリビルドを行う必要もあるでしょう。

複数のMod構成がそれなりに異なるプロファイルを高い頻度で切り替える場合はBashed Patchを環境ごとに用意するのもいいかもしれません(後述)。

Screenshotsタブ Edit

Oblivion.iniで指定したスクリーンショット保存フォルダ内にある画像を閲覧したり、画像フォーマット形式の変換(BMP, JPG, PNG, TIFF)や画像ファイルの管理を行なうことができます。

ヘッダーコマンド Edit

Open
エクスプローラでスクリーンショット保存フォルダを開きます。
Next Shot
次に撮影するスクリーンショットの名前やナンバーをセットします。
この変更はOblivion.iniに反映されます。
JPEG Quality
Jpeg変換する際の画像品質を設定します。デフォルト95、最大100で数字が高いほど高品質画像になります。

画像ファイルコマンド Edit

Open
エクスプローラでスクリーンショット保存フォルダを開きます。
Rename
画像ファイル名を変更します。F2キーでも同じ操作ができます。
複数ファイルを選択した場合、変更したファイル名の末尾に1,2…と連番が付加されます
変更後の名前と同名のファイルがある場合、操作はキャンセルされます。
Delete
選択している画像ファイルを削除します。
Convert
選択している画像ファイルをJPG, PNG, BMP, TIFのいずれかに変換します。
複製せずに直接変換してしまうので注意。

Bashed Patchの作成 Edit

Bashed Patchは変更可能なカスタムメイドのパッチであり、前述の通りWrye Bashの機能の中でも特に特徴的な物です。様々な要素からパッチは構成され、ユーザーが自環境に合わせて要素を選択し、パッチを作成することができます。うまく作成すれば各Modの競合する部分を絶妙に組み合わせたりできるのですが、自分のMod環境を把握しなければ望むようなパッチを作れない、ということでいささか扱いの難しい機能ではあります。

Bashed Patchに使用されるファイル、Bashed Patch, 0.espはModsタブ直下のFileのあたりを右クリックし、File > New Bashed Patchと選ぶと作成されます(複数回実行した場合、ファイル名に含まれる数字は1ずつ増えます)。手動で行なう場合はMopy\templatesフォルダ内にあるBashed Patch, Oblivion.espをOblivion.esmのあるフォルダ(Dataフォルダ)にコピーし、Bashed Patch, 0.espにリネームします。

必要であれば複数のBashed Patchを用意し、切り替えることもできます(Bashed Patch, 1.esp のように連番で作成すること。BOSSは9番までは認識します)。ただし、複数のBashed Patchを同時には有効にしないようにしてください

主な調整機能 Edit

数値の変更などはその項目を右クリックして出てくる値を選択します。"[]"で囲まれている値がデフォルトの値です。

Tweak Assorted Edit

Armor Shows Amulets
鎧を着ているときに首飾りが見えるようになります。
Armor Shows Rings
鎧を着ているときに指輪が見えるようになります。
Bow Reach Fix
VanillaやいくらかのModの中にある弓のリーチが0になっているものを1に正します。
リーチが0の弓をNPCが使った場合クラッシュすることがあるバグがあり、その修正を行うものです。
Clothing Shows Amulets
服を着ている時に首飾りが見えるようになります。
Clothing Shows Rings
服を着ている時に指輪が見えるようになります。
Harvest Chance
錬金素材の収穫成功率を変更します。
ただしニルンルートにまで適用されてしまい、99%以下では収穫に失敗することも…。
No Light Flicker
松明や蝋燭(ろうそく)などの光源の揺らぎ効果を無効にします。
nVidia Fog Fix
nVidia系VGAを使用してる場合に突然画面が暗くなる「Black Screen」という現象を修正します。
Reweigh: Potions (maximum)
VanillaやMod内にある既存のポーションの最大重量を変更します。ただし、スクリプトの付いているものや重量が1以上のもの(多くは酒類)は対象外です。セーブデータのコンテキストメニューにある"Reweigh Potions"は似たような機能ですがプレイヤーが作ったポーションの重量を変更するものです。
Reweigh: Staffs
杖の最大重量をを変更します。
Right Hand Rings
右手に装備した指輪を明示的に外さない限り外さないようにします。
これにより特定の指輪を常に装備しつつ、別の指輪を用途に応じて装備することが出来るようになります。
最初に装備した指輪は左手に、次に装備した物は右手に装備され、以後最初に装備した指輪が装備の変更の都度切り替わります。
副作用として、両手に全く同種の指輪を装備出来なくなります。

Tweak Clothes Edit

Gloves Show Rings
グローブを付けていても指輪が見えるようになります。
Max Weight Amulets
アミュレットの最大重量を変更します。
Max Weight Hoods
フードの最大重量を変更します。
Max Weight Rings
指輪の最大重量を変更します。
Robes Show Amulets
ローブを着ていても首飾りが見えるようになります。
Robes Show Pants
ローブの装備スロットを上半身のみにします。
ローブと下半身装備の組み合わせによっては、服や肌の下からはみ出して表示されてしまいます。
Unlimited Amulets
首飾りを無制限に付けられるようになる。
Unlimited Rings
指輪を無制限に付けられるようになる。

Tweak Settings*3 Edit

Actors Strength Encumbrance Multifier
所持限界重量を求めるためにStrengthに掛ける係数を定義します。
デフォルトは5で、Strengthの5倍が所持限界重量になります。
AI: Max Active Actors
同時にAIのプロセスを走らせることのできる人数を変更します。
Combat: Max Actorsよりも大きな値でなければなりません。
数値を上げすぎるとCPUへの負荷が増しゲーム動作が不安定になる可能性があります。
AI: Max Dead Actors
ゲームエンジンが保持する死体の上限を変更します。
この数字以上の死体が一定範囲内にあると古いものから削除されます。
Arrow: Litter Count
設定した数を超える弓矢は世界(セル、アクター)から取り外されるようになります。
デフォルトは15。
Arrow: Litter Time
設定した時間を超える弓矢は、世界から取り外されるようになります。
Arrow: Recovery from Actor
アクターから回収できる矢の回収率を設定します。
デフォルトは50(%)
Arrow: Speed
弓矢の速度を調整します。
デフォルトは1500.0000。
Bounty: Attack
「良い」NPC を攻撃した時の懸賞金額を設定します。
Bounty: Horse Theft
馬を窃盗した時の懸賞金額を設定します。
Bounty: Theft
オブジェクトを窃盗した時の懸賞金額を設定します。
Camera: Chase Distance
プレイヤー追跡カメラの最大距離を設定します。
Camera: Chase Tightness
プレイヤー追跡カメラの緊張(遅れる感じの)調整をします。
v294b1以降、Chase Camera Modとほぼ同様のパラメータ指定ができるようになっています。
Camera: PC Death Time
プレイヤーが死亡した後、ロード画面が出るまでの時間を変更します。
Fatality Camとほぼ同等の機能です。
Cell Respawn Time
リスポーン期間を設定します。
デフォルトは72(時間)。
Combat: Alchemy
戦闘中、錬金術を行えるか設定できます。
デフォルトは0(調合不可)。
Combat: Max Actors
戦闘処理のプロセスを走らせる最大の人数を変更します。
数値を上げすぎるとCPUへの負荷が増しゲーム動作が不安定になる可能性があります。
Combat: Maximum Armor Rating
Armor Rating(防御)の上限値を設定します。
デフォルトは85。
Combat: Recharge Weapons
戦闘中、武器をリチャージできるようにするかを設定します。
デフォルトは1(リチャージ可能)。
Combat: Repair
戦闘中、武器を修理できるようにするかを設定します。
デフォルトは0(修理不可)。
Companions: Max Number
プレイヤーをフォローするコンパニオンの最大数を変更します。
数値を上げすぎるとCPUへの負荷が増しゲーム動作が不安定になる可能性があります。
Compass: Disable
クエストマーカー、興味のあるマーカー(Points of Interest)を無効にします。
Compass: POI Recognition
興味のあるマーカーのコンパス上の表示距離を調整します。
Cost Multiplier: Enchantment
エンチャントコストの乗数を調整します。
デフォルトはVanillaは10、OOOでは120。
Cost Multiplier: Recharge
リチャージコストの乗数を調整します。
Cost Multiplier: Repair
修理コストの乗数を調整します。
Cost Multiplier: Spell making
スペルメイキングコストの乗数を調整します。
Crime Alarm Distance
犯罪警告の範囲(ガードが駆けつける)を設定します。
Crime: Pickpockting Fine
スリの罰金。
Crime: Trepass Fine
不法侵入の罰金。
Essential NPC Unconsciousness
EssentialなNPCが気絶した場合の復帰までの時間を変更します。
Fatigue from Running/Encumbrance
走っている時の疲労度合い(スタミナ)を調整します。
Greeting Distance
NPCが挨拶する距離を設定します。
デフォルト150。
Horse Turning Speed
馬の旋回速度の調整します。
Inventory Quantityt Promrt
アイテムを選択した時の数量に応じた確認画面の設定。
Jump Higher
ジャンプした時の高さを調整します。
Leveld Creature Max Level difference(v295以降)
プレイヤーキャラのレベルを基準にこの設定値の上下分Leveled List内の候補ランクが広がります。
デフォルトは8。
ちなみにSagerbliv Creature Balance Fixesはこの項目で設定されるiLevCreaLevelDifferenceMaxが40に設定されているため、1レベルからリスト内のほぼすべての候補が発生する可能性があります。
また、FCOMのオプション[FCOM_MoreRandomSpawns.esp]でも変更があるようです。
Leveld Item Max Level difference
プレイヤーキャラのレベルを基準にこの設定値の上下分Leveled List内の候補ランクが広がります。
デフォルトは8。
FCOMのオプション[FCOM_MoreRandomItems.esp]で変更があるようです。
※v294.2以前では上記"Leveld Creature Max Level difference"の内容を含み、一括して変更を行なっています。
Magic: Bolt Speed
投射魔法の速度を調整します。
デフォルトは1000.000。
Magic: Chameleon Refraction
ChameleonのRefraction effectをオフにします。しかし、incremental transparency effect(増加する透明効果)はオンのままにします。
(PC/NPCがChameleonの、より高いレベルになるまで透明性はそれほど明白にならない)
Magic: Max NPC Summons
NPCのCreature最大召喚数を設定します。
Magic: Max Player Summons
プレイヤーの召喚魔法で召喚するCreatureの最大召喚数を設定します。
デフォルトは1。
Master of Mercantile Extra Gold Amount
商業スキルマスターの時のベンダー追加金額を設定します。
Msg: Auto Saving, Msg: Equip Misc. Item, Msg: Harvest Failure, Msg: Harvest Success, Msg: Horse Stabled, Msg: Loading Area, Msg: No Fast Travel, Msg: Not Enough Charge, Msg: Quick Load
それぞれのシチュエーションでのメッセージ表示を設定します。
Training Max
レベル毎に可能なトレーニング回数を設定します。
UOP Vampire Aging and Face Fix.esp
UOPの構成要素のバグ修正 - disables vampire aging.
「UOP Vampire Aging and Face Fix.esp」の代わりに使用します。
Warning: Exterior Distance to Hostiles
屋外セルで敵対的なアクターによって睡眠やファストトラベルなどが妨げられる範囲(たぶん)。
デフォルトは3000.0000。
Warning: Interior Distance to Hostiles
屋内セルで敵対的なアクターによって睡眠やファストトラベルなどが妨げられる範囲(たぶん)。
デフォルトは2000.0000。

Bash タグについて Edit

各Modに適切なタグを付けてBashed Patchを作る事により、競合するModを上手く使えたり、複数のModをまとめたりする事ができます。
タグを付けるには、各esmファイルやespファイルを選択。右下にあるBash Tagsを右クリックし、タグを選択します。

Body-F
女性ボディーの定義付けを変更するMod。
Body-M
男性ボディーの定義付けを変更するMod。
C.Climate
セルの気候を変更するMod。
C.Light
セルの照明や霧(フォグ)を変更するMod。
C.Owner
セルの所有権を変更するMod。
C.Water
セルの水の種類や水位を変更するMod。
Deactivate
ディアクティベートされるべきMod。基本的にBashed PatchにマージやインポートされないModにはこのタグは付かない。
Delev
アイテムを削除するMod。
Eyes
目を追加するMod。
Factions
NPCと生物のファクションへインポートして変更するMod。
Filter
現在有効なModでマージ可能なModをフィルターに掛ける。
Graphics
グラフィックスを置き換えるMod。
Hair
髪型を追加するMod。
IIM
トリガーアイテムを置き換えるMod。
Invent
インベントリへインポートして変更するMod。
Names
名詞を変更するMod。
(ACTI, CELL, DIAL, EYES, FURN, HAIR, MAPM, MGEF, QUST, REGN, Script Effect, WRLD 以外の名詞)
NoMerge
技術的にマージ可能だが、意図的にマージしないMod。
NpcFaces
顔を変更するMod。
R.Mouth
口と舌を変更するMod。
R.Relations
種族関係を変更するMod。
R.Teeth
歯を変更するMod。
Relations
ファクション関係を変更するMod。
Relev
レベルリストのアイテムを均一化し、再構築する。
Scripts
アイテムや NPC、オブジェクトのスクリプトを変更するMod。
ScriptContents
スクリプトの内容を変更するMod。(Result, Quest Stage, Object, MGEF)
Sound
サウンドを変更するMod。
SpellStats
スペルのステータスを変更するMod。
Stats
アイテムのステータスを変更するMod。
Voice-F
女性の声の定義付けを変更するMod。
Voice-M
男性の声の定義付けを変更するMod。

※以上はWrye Bash Advanced Readme内のBash Tagsの項に記載されているタグの説明を意訳したものです。
詳しくは、Mopy/Docsフォルダ内のWrye Bash Advanced Readme.html(英文)か、下記リンク先(英文)をご覧ください。
Wrye Bash Advanced Readme
UESPWiki Tagging Race Mods

具体的な使用例 Edit

TNRシリーズを他のMODに対応させる Edit

※この項目はTNRを対象に書かれていますが、他の顔を変更するModにも適応できます。
 必要な部分を置き換えてお読み下さい。

TNRシリーズはNPCの顔グラフィックを変更するMODですが、CSの仕様上、ステータスも一緒に変更されてしまいます。そのためOOO、FranなどNPCのレベル・ステータス調整を行っているMODと同時使用すると、調整されたステータスがTNRによってデフォルトに戻ってしまいます。
そこで他のMODと互換性のあるTNRを作成できるBashed Patch機能を使います。

手順はまず、TNR All Race Final.espをインストールしてOBMMでロード順を先頭に配置、かつチェックを外して無効にしておきます。
次にWyre Bashを起動して、Wyre Bashをインストールしたときにdataフォルダに追加されている「BashedPatch, 0.esp」を右クリックして「Rebuild Patch」を選びます。
もしBashedPatch, 0.espがない場合はMopyフォルダのtemplatesに入っているのでデータフォルダにコピーしてください。

Rebuild Patchをクリックすると、どのPatchを作るかチェックボックス付のリストが表示されます。そこで「NPC Faces」にチェックを入れてください。もし最新版のTNR All Facesを入れているなら右メニューのSource Modsに「TNR All Race Final」が選ばれていると思います。

後は「OK」ボタンを押して少し待てばポップアップが表示されて新しいBashedPatch, 0.espが完成します。もしエラー表示が出たら、どのMODでエラーが出ているのか書いてあるので、そのMODのチェックを外して再度試してみましょう。
作成されたBashedPatch, 0.espはOOOやFranなど他のMODのステータス調整が反映されたTNR All race finalになっています。

後はBashedPatch, 0.espをロード順の最後尾において有効にしゲームをスタートさせればOKです。TNR All Race Final.espはもう使わないので削除するかActivateチェックを外したままにしておいてください。

MasterとなったMOD一覧はWrye BashBashedPatch, 0.espを選ぶと右下に一覧で表示されています。

注)作成されたPatchのMasterとなったMODを使わなくなったり、MasterとなったMODを最新版に更新したら、再度Patchを作り直してください。MasterとなったMODが変更されたり削除したのにそのままPatchを使うとゲームが起動しなくなることがあります。

複数の髪型・目追加MODをまとめる Edit

通常、髪型・目を追加するMODを複数導入すると後ろのロード順のMODしか反映されませんが、Bashed Patchを作るとそれらを一つにまとめてくれます。
作成方法は、まずWryeBashを起動しMOD Listにある髪型・目追加MODをクリックします。
そして右欄のDescriptionの項目の先頭にタグを記述します。

たとえば Beautiful Peopleなら髪型と目の両方を追加するので{{BASH:Hair,Eyes}}タグを付けます。
記述した後はSaveボタンをクリックして保存してください。

すべての髪型・目追加MODにタグを付け終えたらWyre Bashをインストールしたときにdataフォルダに追加されている「BashedPatch, 0.esp」を右クリックして「Rebuild Patch」を選びます。
もしBashedPatch, 0.espがない場合はMopyフォルダのExtrasに入っているのでdataフォルダにコピーしてください。

Bashed Patchの作成画面になるのでRace Records欄を見てください。もしタグ付けがうまくいっているなら、先ほどタグを付けたMODが右欄にリストアップされているはずです。
それらを確認したらRace Recordsのボックスにチェックをいれて、右下のOKボタンを押します。

しばらく待つとBashed Patchが作成されます。作成されたBashed Patchは必ず髪型・目追加MODより後方のロード順にしてください。

Bashed Patchの注意事項は上記のTNRシリーズの最後と同じです。

グラフィックの変更をまとめる Edit

Book Jackets等の既存オブジェクトのグラフィックを改善するMODを入れると日本語化が無効になることが多いですが、この機能を使用すると回避できることもあります。

該当するMODのタグにGraphicsを入れBashed Patchを作成してください。
(Update Bash Patchの画面のImport Graphicsで選択するのを忘れないように)
グラフィックの変更のみを適用するのであれば、大本のMODはdeactiveで問題ありません。

画像改善単品系 (装備)画像改善単品系 (アイテム)に記載されているMODは大概いけます。

Tes4Mod:Wrye Bash/Modsがタグ付けの参考になります。

nVidia系で発生するBlack Screen対策 Edit

nVidia系のVGAを使用している場合に、突然画面が暗くなる「Black Screen」という現象があります。
Wrye Bash にはBlack Screenの原因と考えられるMODを修正することができる機能があります。

使用方法は、Wrye Bashを起動して原因となっているMODのesmファイル, espファイルを右クリックし、Nvidia Fog Fixを選択します。

チェックするModが多い場合は、Bashed Patchを利用すると簡単です。
Bashed Patch 作成時に、Tweak Assortedとその中のNvidia Fog Fix、両方にチェックを入れて作成すると、Wrye Bashが自動でModを検索し、まとめて対処してくれます。

外部リンク Edit

日本語化 Edit

有志によって作成された Wrye Bash 295.5用のローカライズファイルが存在します。

仕様上翻訳できない部分もあるとのことですが(同梱のReadme参照のこと)、通常の利用には全く問題ないと思われます。使用方法はReadmeにも書かれていますが、

  1. Wrye Bash を終了する
  2. 同梱されているJapanese.txtを「Oblivion\Mopy\bash\l10n」にコピーする
    bash.iniで別の場所にWrye Bashをインストールしている場合、「インストールしているパス\Mopy\bash\l10n」に読み替えてください
  3. Wrye Bashを起動する

これで各種メッセージが日本語化され、コマンド名やBashed Patch構築画面の説明やマウスオーバー時の機能解説が日本語化されます。


*1 OBSE関数をうっかり使わないようにという転ばぬ先の杖
*2 Steam版でもCSをOBSEモードで起動する際はチェックを入れます
*3 この項目の大部分はLIBEROBLIVIONより引用

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Last-modified: 2008-08-12 (火) 00:58:05