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Player'sPage/プレイ日記/影渡る駒鳥/脱獄(前編)
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脱獄(前編)
その夜、眠っている私に、ある声が聞こえてきました。 (やっと 飲み会 終わったよ) (これで ようやく プレイ できるな) 目が覚めると、私は監獄の中にいたのです。 #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/Oblivion 2006-03-25 01-14-53-68.jpg,,40%) …… #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/Oblivion 2006-03-25 01-19-22-20.jpg,,40%) !!?? #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/Oblivion 2006-03-25 01-17-19-28.jpg) 私の手には、手錠がかけられていました。私は……思い出せません。私は重罪人だったのでしょうか? #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0008.jpg) 途方にくれ、構えつけの椅子にくずれていると、柵の向こうから私を呼ぶエルフの声が聞こえてきました。 #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0010.jpg) 「お前ブレトンだろ?なら魔法でこの柵を消してみろよ、出来ないだろ!」エルフは嘲笑しながら、ここから出るには死ぬしかないと喚きました。恐怖と絶望とで、頭がおかしくなっているのかもしれません。私もいずれ、彼のようになるのでしょうか。すると、階段のほうから足音が聞こえてきました。「それみろ、ガードだ!お前の方だぞ、ハハハ!」~ 確かにそれはガードたちの足音でした。私を拷問するために来たのでしょうか。しかし、どうやら様子が変わっています。~ 「Baurus、扉に錠をかけろ!」 「息子たちよ……、死んでしまったのか」 「まだわかりません、陛下。攻撃されたという知らせが来ているだけです」 「いや、彼らは死んだよ。私にはわかる」~ 足音の主は四人の男女でした。三人はガードの格好をしていましたが、一人の年老いた男だけは違っていました。その風貌から漂う気品で、彼が地上でも最も高貴な人物のうち一人ということを、私は直感しました。にもかかわらず、彼はその表情に深い憂いをまとっていました。 #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0019.jpg) 「こんなところで囚人が何をしている!」いきなりの怒声で私は我に帰りました。「この監房は使用禁止だったろう!」 「なんか間違いがあったんだ」 「おい囚人め、奥に引っ込め。邪魔をしたら直ちに殺す」~ 私自身、自分がここで何をしているのかわかりません。何かを言っておくべきでしょうか?しかし、ガードの命令には有無を言わさぬ切迫した雰囲気がありました。 結局、素直に命令に従い、後ろの壁まで引き下がり、手をあげてピッタリくっつきました。ガードたちと男が、いそいそと監房の中に入ってきました。 どうやら、監房の中に隠し通路があるようです。彼らが無事通り去ったら、私もここから出られるかもしれません。その時…… #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0022.jpg) 「君を……見たことがある」~ ガードたちの驚きの目が一気に私へ集りました。しかし、一番驚いたのは私です。 男は自分から進んで、私の方へ寄ってきました。右手の女騎士は、剣に手を添えたままです。 「もっと、近くで顔を見せてくれ…… 「ああ、君は、私の夢に出てきたね……」 #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0031.jpg) 男の名はUriel Septim、帝国の皇帝その方でありました。 暗殺者に皇太子たちが次々と襲われ、御身の危険を案じた親衛隊Bladeの保護下、隠し通路を伝ってImperial Cityの外へ脱出しようとしていました。その隠し通路の入口が、私の入っていた監房だったのです。 というより、その監房にたまたま私がいたのです。~ 何故私が監房の中に?~ 「我々が出会えるように、神々が図らって下さったのだろう。君が過去に何をやったのか……それはこの際問題ではない。そんな事で、君の名が人々に覚えられたりはしない。私が私の道に従ってTamrielに尽くしたように、君は君の道に従ってTamrielに尽くすことになろう」~ 私の道……?~ 「どんな道を辿ろうが、その終わりは神々に定められている。避けることはできないのだ」 #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0040.jpg) 立ち話が許されるたはそこまでです。女騎士(親衛隊長でした)が石壁のある場所を押し込むと、壁の窪みに置かれていた寝床が沈まり、壁がゆっくりと奥の方へ開きました。~ 「運がよかったな。邪魔はするなよ」~ 遠回しに脱獄を許された私は、恐る恐る彼らの後ろについて行きました。このまま彼らについて進めば、迷わず外に出ることができる…… そう思った矢先、目の前に赤いローブの男たちが現れました。と同時に、親衛隊長が剣を振りかざし、彼らのほうへ飛びかかりました。~ 「陛下を守れ!」 #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0048.jpg) 他の二人の親衛隊が飛びかかった時は、親衛隊長は魔法で武装した暗殺者に胸を突かれ、くずおれていました。 暗殺者たちはじきに全滅しましたが、彼女は倒れたまま起き上がることはありませんでした。 #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0054.jpg) 「Captain Renaultは?」 #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0062.jpg) 「死にました、陛下。申し訳ございません。が、先を急がねばなりません」~ 皇帝の顔に深い悲しみが横切りました。何か、慰みの言葉でもかけるべきかもしれません。 が、先に口を開いたのは皇帝の方でした。~ 「ここからは君自身が君の道を見つけなければならない。 「しかし……私は信じているよ。終わりの訪れる前に、もう一度、我々二人の道が交差するだろうことを」 #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0061.jpg) 「お前はここまでだ。これ以上付いて来ようと思うなよ」 皇帝を扉の向こうへ誘導すると、親衛隊の一人は私に念を押して、向こうからカギをかけてしまいました。~ どうにか外へ出なければなりません。そういえば、暗殺者が入ってきた通路から出られるかもしれません。 壁をよじ登ろうとした時、背中から大きな音が聞こえました。 #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0064.jpg) すると、大きなネズミが……!~ 腕と足を噛まれ、がむしゃらに拳を振り回しました。 気付いた時には、二匹のネズミが足元でぐったりしていました。~ 辺りは水を打ったように静まりかえっています。 周りは死体だらけです。 #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0066.jpg) 安らかに、キャプテン・レナルト。 #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0067.jpg) その鋼の勇気と、鉄の剣を、しばし拝借します。 #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0068.jpg) ついでに、囚人服も着替える事にしましょう。 #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0074.jpg) 最低限の準備が整ったようです。 #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0075.jpg) 風が吹いてきました。その先へ向かいます。
その夜、眠っている私に、ある声が聞こえてきました。 (やっと 飲み会 終わったよ) (これで ようやく プレイ できるな) 目が覚めると、私は監獄の中にいたのです。 #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/Oblivion 2006-03-25 01-14-53-68.jpg,,40%) …… #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/Oblivion 2006-03-25 01-19-22-20.jpg,,40%) !!?? #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/Oblivion 2006-03-25 01-17-19-28.jpg) 私の手には、手錠がかけられていました。私は……思い出せません。私は重罪人だったのでしょうか? #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0008.jpg) 途方にくれ、構えつけの椅子にくずれていると、柵の向こうから私を呼ぶエルフの声が聞こえてきました。 #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0010.jpg) 「お前ブレトンだろ?なら魔法でこの柵を消してみろよ、出来ないだろ!」エルフは嘲笑しながら、ここから出るには死ぬしかないと喚きました。恐怖と絶望とで、頭がおかしくなっているのかもしれません。私もいずれ、彼のようになるのでしょうか。すると、階段のほうから足音が聞こえてきました。「それみろ、ガードだ!お前の方だぞ、ハハハ!」~ 確かにそれはガードたちの足音でした。私を拷問するために来たのでしょうか。しかし、どうやら様子が変わっています。~ 「Baurus、扉に錠をかけろ!」 「息子たちよ……、死んでしまったのか」 「まだわかりません、陛下。攻撃されたという知らせが来ているだけです」 「いや、彼らは死んだよ。私にはわかる」~ 足音の主は四人の男女でした。三人はガードの格好をしていましたが、一人の年老いた男だけは違っていました。その風貌から漂う気品で、彼が地上でも最も高貴な人物のうち一人ということを、私は直感しました。にもかかわらず、彼はその表情に深い憂いをまとっていました。 #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0019.jpg) 「こんなところで囚人が何をしている!」いきなりの怒声で私は我に帰りました。「この監房は使用禁止だったろう!」 「なんか間違いがあったんだ」 「おい囚人め、奥に引っ込め。邪魔をしたら直ちに殺す」~ 私自身、自分がここで何をしているのかわかりません。何かを言っておくべきでしょうか?しかし、ガードの命令には有無を言わさぬ切迫した雰囲気がありました。 結局、素直に命令に従い、後ろの壁まで引き下がり、手をあげてピッタリくっつきました。ガードたちと男が、いそいそと監房の中に入ってきました。 どうやら、監房の中に隠し通路があるようです。彼らが無事通り去ったら、私もここから出られるかもしれません。その時…… #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0022.jpg) 「君を……見たことがある」~ ガードたちの驚きの目が一気に私へ集りました。しかし、一番驚いたのは私です。 男は自分から進んで、私の方へ寄ってきました。右手の女騎士は、剣に手を添えたままです。 「もっと、近くで顔を見せてくれ…… 「ああ、君は、私の夢に出てきたね……」 #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0031.jpg) 男の名はUriel Septim、帝国の皇帝その方でありました。 暗殺者に皇太子たちが次々と襲われ、御身の危険を案じた親衛隊Bladeの保護下、隠し通路を伝ってImperial Cityの外へ脱出しようとしていました。その隠し通路の入口が、私の入っていた監房だったのです。 というより、その監房にたまたま私がいたのです。~ 何故私が監房の中に?~ 「我々が出会えるように、神々が図らって下さったのだろう。君が過去に何をやったのか……それはこの際問題ではない。そんな事で、君の名が人々に覚えられたりはしない。私が私の道に従ってTamrielに尽くしたように、君は君の道に従ってTamrielに尽くすことになろう」~ 私の道……?~ 「どんな道を辿ろうが、その終わりは神々に定められている。避けることはできないのだ」 #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0040.jpg) 立ち話が許されるたはそこまでです。女騎士(親衛隊長でした)が石壁のある場所を押し込むと、壁の窪みに置かれていた寝床が沈まり、壁がゆっくりと奥の方へ開きました。~ 「運がよかったな。邪魔はするなよ」~ 遠回しに脱獄を許された私は、恐る恐る彼らの後ろについて行きました。このまま彼らについて進めば、迷わず外に出ることができる…… そう思った矢先、目の前に赤いローブの男たちが現れました。と同時に、親衛隊長が剣を振りかざし、彼らのほうへ飛びかかりました。~ 「陛下を守れ!」 #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0048.jpg) 他の二人の親衛隊が飛びかかった時は、親衛隊長は魔法で武装した暗殺者に胸を突かれ、くずおれていました。 暗殺者たちはじきに全滅しましたが、彼女は倒れたまま起き上がることはありませんでした。 #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0054.jpg) 「Captain Renaultは?」 #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0062.jpg) 「死にました、陛下。申し訳ございません。が、先を急がねばなりません」~ 皇帝の顔に深い悲しみが横切りました。何か、慰みの言葉でもかけるべきかもしれません。 が、先に口を開いたのは皇帝の方でした。~ 「ここからは君自身が君の道を見つけなければならない。 「しかし……私は信じているよ。終わりの訪れる前に、もう一度、我々二人の道が交差するだろうことを」 #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0061.jpg) 「お前はここまでだ。これ以上付いて来ようと思うなよ」 皇帝を扉の向こうへ誘導すると、親衛隊の一人は私に念を押して、向こうからカギをかけてしまいました。~ どうにか外へ出なければなりません。そういえば、暗殺者が入ってきた通路から出られるかもしれません。 壁をよじ登ろうとした時、背中から大きな音が聞こえました。 #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0064.jpg) すると、大きなネズミが……!~ 腕と足を噛まれ、がむしゃらに拳を振り回しました。 気付いた時には、二匹のネズミが足元でぐったりしていました。~ 辺りは水を打ったように静まりかえっています。 周りは死体だらけです。 #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0066.jpg) 安らかに、キャプテン・レナルト。 #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0067.jpg) その鋼の勇気と、鉄の剣を、しばし拝借します。 #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0068.jpg) ついでに、囚人服も着替える事にしましょう。 #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0074.jpg) 最低限の準備が整ったようです。 #ref(プレイ日記/影渡る駒鳥/ob0075.jpg) 風が吹いてきました。その先へ向かいます。
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