MOD/Tool/WryeBash のバックアップ差分(No.20)

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*目次 [#contents]
#contents

*入手 [#get]
**WryeBash [#pde9db40]
-http://wryebash.netai.net/
-http://tesnexus.com/downloads/file.php?id=22368

基本的に同一のものが置かれているはずですが、双方確認の上最新版をダウンロードをするのがよいと思われます。

**必要ライブラリ等[#w77816eb]
Pythonの実行環境が必要となります。自前で準備する方法もありますが、有り難い事に作者さんが簡単な導入パッケージを準備しています

-簡易導入パッケージ
--[[Wrye Python>http://tesnexus.com/downloads/download.php?id=37334]]
-自分で導入する場合
--[[Python>http://python.org/ftp/python/]] (v2.5以上)
--[[wxPython ANSI>http://downloads.sourceforge.net/wxpython/]] (v2.8.7.推奨)
*インストール [#install]

+''Python実行環境の導入''
--簡易導入パッケージを利用する場合
+++Wrye Pythonをダウンロードしてきてインストール
--自分でPythonを導入する場合
+++Pythonをインストール
+++wxPython ANSIをインストール (wxPythonは特定のバージョンのPython向けに作成されているので注意)
+''Wrye Bash本体の導入''
++Wrye Bash本体のアーカイブ(Wrye Bash XXX.zip)をダウンロードしてきて展開、出てきたフォルダ(Mopy、Data)をOblivionインストール箇所に置く (Oblivion\Mopy, Oblivion\Dataとなるようにする)

-''注意''
--上記順にインストールすれば特に問題はないはずです
--詳しいインストール方法はMopyフォルダのWrye Bash.htmlに書いてあります
--Windows VistaはUACの関係で上手くいかない事がある。この場合、Oblivion自体をc:\Program Files以外にインストールするのがベストだったりする

*起動 [#start]
+Mopyディレクトリの ''Wrye Bash Launcher.pyw''のダブルクリックで起動する


*起動しない場合 [#notstart]
+スタートメニューのアクセサリからコマンドプロンプトを起動する
+Mopyディレクトリに移動する(例:「H:」→「cd \Games\Oblivion\Mopy」)
+「c:\python24\''python.exe'' bash.py ''0''」と入力する
+エラー表示が出るので、その部分のソースを修正します。バージョン違いのエラーなら即直ります。

*使い方 [#using]

**アプリケーションボタン [#launch]
Wrye Bashのウィンドウ最下段はゲーム起動をはじめとするアプリケーション起動ボタンのエリアです。

:OBSEチェックボックス|チェックを入れておくとobse_loader経由でゲームやCSを起動します。CSでOBSEを必要としないMODを作成するとき((OBSE関数をうっかり使わないようにという転ばぬ先の杖))以外、OBSEが必要なMODをインストールしているならチェックを入れたままにしておきましょう。
:Auto-Quitチェックボックス|チェックを入れておくとゲーム起動時、自動的にWrye Bashが終了します。

**動作遅延バグの修正方法 [#abomb]
Wrye Bashが実行されたらSAVESタブをクリックして修正したいセーブデータを右クリックしてRepair Abombを選択します。
Wrye Bashを起動して''Saves''タブをクリック。修正したいセーブデータを右クリックして''Repair Abomb''を選択します。
再発した場合も同様の対策を行うと解決できます。

詳しくは、公式サイトの[[Repair Abomb>http://wryebash.netai.net/#RepairAbomb]](英文)、または[[動作(松明の炎や魔法等のエフェクト、扉などの開閉)が非常に遅く(スローモーション)になる現象>http://wiki.oblivion.z49.org/?%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%AB#abomb]]をご覧ください。

**Faceデータのインポート [#face]
Faceデータをインポートしたいセーブデータを右クリックしてImportからFaceをクリック。ファイル選択画面が出るので、使いたいFaceデータが入っているセーブデータを選択します。&br;espファイルなどからも同様の方法でFaceデータをインポートすることができる。

**MODからのNPC Levelインポート [#npclv]
通常、Vanilla(MODなどを入れていない標準のOblivion)に存在するNPCのLevelは新規スタート時に決定されます。そのためOscuro's Oblivion OverhaulやFrancesco's leveled creatures/itemsなど、既存のNPCのLevelを変更するMODを正しく導入したい場合は新規スタートが必要になります。そこでゲーム途中のセーブデータにMODからNPC Levelをインポートすることで、ゲーム途中からでもOOOやFranのゲームバランスを正確に反映することができます。

NPC Levelインポートの手順はSavesから、NPC Levelをインポートしたいセーブデータを選んで右クリックし、「Update NPC Levels」を選択します。この項目がない場合は最新のWryeBashをダウンロ-ドしてください。

**TNRシリーズを他のMODに対応させる [#tnr]
TNRシリーズはNPCの顔グラフィックを変更するMODですが、CSの仕様上、ステータスも一緒に変更されてしまいます。そのためOOO、FranなどNPCのレベル・ステータス調整を行っているMODと同時使用すると、調整されたステータスがTNRによってデフォルトに戻ってしまいます。
そこで他のMODと互換性のあるTNRを作成できるBashed Patch機能を使います。

手順はまず、TNR All Race Final.espをインストールしてOBMMでロード順を先頭に配置、かつチェックを外して無効にしておきます。
次にWyre Bashを起動して、Wyre Bashをインストールしたときにdataフォルダに追加されている「BashedPatch, 0.esp」を右クリックして「Rebuild Patch」を選びます。
もしBashedPatch, 0.espがない場合はMopyフォルダのExtrasに入っているのでdataフォルダにコピーしてください。

Rebuild Patchをクリックすると、どのPatchを作るかチェックボックス付のリストが表示されます。そこで「NPC Faces」にチェックを入れてください。もし最新版のTNR All Facesを入れているなら右メニューのSource Modsに「TNR All Race Final」が選ばれていると思います。

後は「OK」ボタンを押して少し待てばポップアップが表示されて新しいBashedPatch, 0.espが完成します。もしエラー表示が出たら、どのMODでエラーが出ているのか書いてあるので、そのMODのチェックを外して再度試してみましょう。
作成されたBashedPatch, 0.espはOOOやFranなど他のMODのステータス調整が反映されたTNR All race finalになっています。

後はBashedPatch, 0.espをロード順の最後尾において有効にしゲームをスタートさせればOKです。TNR All Race Final.espはもう使わないので削除するかActivateチェックを外したままにしておいてください。

MasterとなったMOD一覧はWryeBashでBashedPatch, 0.espを選ぶと右下に一覧で表示されています。

''注)作成されたPatchのMasterとなったMODを使わなくなったり、MasterとなったMODを最新版に更新したら、再度Patchを作り直してください。MasterとなったMODが変更されたり削除したのにそのままPatchを使うとゲームが起動しなくなることがあります。''

**複数の髪型・目追加MODをまとめる [#racehaireye]
通常、髪型・目を追加するMODを複数導入すると後ろのロード順のMODしか反映されませんが、Bashed Patchを作るとそれらを一つにまとめてくれます。
作成方法は、まずWryeBashを起動しMOD Listにある髪型・目追加MODをクリックします。
そして右欄のDescriptionの項目の先頭にタグを記述します。

-髪型・目の両方を追加するMODなら{{BASH:Hair,Eyes}}
-髪型追加MODなら{{BASH:Hair}}
-目追加MODなら{{BASH:Eyes}}

たとえば Beautiful Peopleなら髪型と目の両方を追加するので{{BASH:Hair,Eyes}}タグを付けます。
記述した後はSaveボタンをクリックして保存してください。

すべての髪型・目追加MODにタグを付け終えたらWyre Bashをインストールしたときにdataフォルダに追加されている「BashedPatch, 0.esp」を右クリックして「Rebuild Patch」を選びます。
もしBashedPatch, 0.espがない場合はMopyフォルダのExtrasに入っているのでdataフォルダにコピーしてください。

Bashed Patchの作成画面になるのでRace Records欄を見てください。もしタグ付けがうまくいっているなら、先ほどタグを付けたMODが右欄にリストアップされているはずです。
それらを確認したらRace Recordsのボックスにチェックをいれて、右下のOKボタンを押します。

しばらく待つとBashed Patchが作成されます。作成されたBashed Patchは必ず髪型・目追加MODより後方のロード順にしてください。

Bashed Patchの注意事項は上記のTNRシリーズの最後と同じです。

**グラフィックの変更をまとめる [#x258e74d]

Book Jackets等の既存オブジェクトのグラフィックを改善するMODを入れると日本語化が無効になることが多いですが、この機能を使用すると回避できることもあります。

該当するMODのタグにGraphicsを入れBashed Patchを作成してください。
(Update Bash Patchの画面のImport Graphicsで選択するのを忘れないように)
グラフィックの変更のみを適用するのであれば、大本のMODはdeactiveで問題ありません。

[[画像改善単品系 (装備)>MOD/グラフィック#graphicequip]]や[[画像改善単品系 (アイテム)>MOD/グラフィック#imgitem]]に記載されているMODは大概いけます。

[[Tes4Mod:Wrye Bash/Mods>http://www.uesp.net/wiki/Tes4Mod:Wrye_Bash/Mods]]がタグ付けの参考になります。
**nVidia系で発生するBlack ScreenのMOD別修正 [#ge8542e0]

**nVidia系で発生するBlack Screen対策 [#ge8542e0]
nVidia系のVGAを使用している場合に、突然画面が暗くなる「Black Screen」という現象があります。
Wrye BashにはBlack Screenの原因と考えられるMODを修正することができる機能があります。使い方はWrye Bashを起動して原因となっているMODのesm,espを右クリックし「Nvidia Fog Fix」を選択します。
Wrye Bash にはBlack Screenの原因と考えられるMODを修正することができる機能があります。

使用方法は、Wrye Bashを起動して原因となっているMODの esm, esp を右クリックし、''Nvidia Fog Fix'' を選択します。

チェックするModが多い場合は、Bashed Patch を利用すると簡単です。
Bashed Patch 作成時に、''Tweak Assorted'' とその中の ''Nvidia Fog Fix''、両方にチェックを入れて作成すると、Wrye Bashが自動でModを検索し、まとめて対処してくれます。

**Profile機能を使う[#profile]
セーブデータ管理(Saves)タブを選択した状態で見出し(Files、Modified、などが並ぶ行)を右クリック→Profile→Edit Profiles..でSave Profilesウィンドウが開きます。すでにProfileを作成している場合はEditの下にProfile名が並んでいるので選択することでProfileを変更できます。

Save ProfilesウィンドウではAddで新規Profileの作成、RenameでProfile名の変更、RemoveでProfileの削除をします。Profileを作成するとセーブデータフォルダ内にProfile名のサブフォルダが作成され、以後ゲームのセーブは選択されたProfileのフォルダーに行われます。これは再びProfileを変更するまで変わることはありません。

MODのアクティブ/非アクティブ情報はProfileごとに保存され、Profileを変更した場合インストール済のMODのアクティブ/非アクティブ情報はそのProfileの最新セーブデータに沿って復元されます。当然インストールされていないMODに関しては何も起こりませんので改めてインストールする必要があります。MOD環境が大きく変わる場合はBashed Patchのリビルドを行う必要もあるでしょう。

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最後にタグ付け関連の解説リンクを貼っておきます。
**タグについて [#td4f981e]
各 Mod に適切なタグを付けて Bashed Patch を作る事により、競合する Mod を上手く使えたり、複数の Mod をまとめたりする事ができます。

:Body-F|女性ボディーの定義付けを変更する Mod。
:Body-M|男性ボディーの定義付けを変更する Mod。
:C.Climate|セルの気候を変更する Mod。
:C.Light|セルの照明や霧(フォグ)を変更する Mod。
:C.Owner|セルの所有権を変更する Mod。
:C.Water|セルの水の種類や水位を変更する Mod。
:Delev|アイテムを削除する Mod。
:Eyes|目を追加する Mod。
:Factions|NPCと生物のファクションへインポートして変更する Mod。
:Filter|現在有効なModでマージ可能なModをフィルターに掛ける。
:Graphics|グラフィックスを置き換える Mod。
:Hair|髪型を追加する Mod。
:IIM|トリガーアイテムを置き換える Mod。
:Invent|インベントリへインポートして変更する Mod。
:Names|名詞を変更する Mod。&br;(ACTI, CELL, DIAL, EYES, FURN, HAIR, MAPM, MGEF, QUST, REGN, Script Effect, WRLD 以外の名詞。)
:NoMerge|技術的にマージ可能だが、意図的にマージしない Mod。
:NpcFaces|顔を変更する Mod。
:R.Mouth|口と舌を変更する Mod。
:R.Relations|種族関係を変更する Mod。
:R.Teeth|歯を変更する Mod。
:Relations|ファクション関係を変更する Mod。
:Relev|レベルリストのアイテムを均一化し、再構築する。
:Scripts|アイテムや NPC、オブジェクトのスクリプトを変更する Mod。
:ScriptContents|スクリプトの内容を変更する Mod。(Result, Quest Stage, Object, MGEF)
:Sound|サウンドを変更する Mod。
:SpellStats|スペルのステータスを変更する Mod。
:Stats|アイテムのステータスを変更する Mod。
:Voice-F|女性の声の定義付けを変更する Mod。
:Voice-M|男性の声の定義付けを変更する Mod。 

※以上は [[Wrye Bash Bash Tags>http://wryebash.netai.net/#BashTags]] に記載されているタグの説明を一部抜粋して意訳したものです。
詳しくは、下記リンク先(英文)をご覧ください。
[[Wrye Bash Bash Tags>http://wryebash.netai.net/#BashTags]]
[[UESPWiki Tagging Race Mods>http://www.uesp.net/wiki/Tes4Mod:Wrye_Bash/Bashed_Patch#Tagging_Race_Mods]]


* 外部リンク [#sa1a9086]

- [[Wrye Mash(Morrowind版Wrye Bash)を解説しているWikiのページ>http://wikiwiki.jp/morrowind/?cmd=read&page=Wrye%20Mash%20%7B%2A%A5%D7%A5%ED%A5%B0%A5%E9%A5%E0%7D%20%7B%C9%AC%BF%DC%7D%20%7BMod%B4%C9%CD%FD%7D]] - 前作のMorrowind版ですがわかりやすい解説が載っています。


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