MOD/Tool/WryeBash のバックアップ差分(No.21)

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*目次 [#contents]
#contents

*入手 [#get]
**WryeBash [#pde9db40]
-http://wryebash.netai.net/
-http://tesnexus.com/downloads/file.php?id=22368

基本的に同一のものが置かれているはずですが、双方確認の上最新版をダウンロードをするのがよいと思われます。

**必要ライブラリ等[#w77816eb]
Pythonの実行環境が必要となります。自前で準備する方法もありますが、有り難い事に作者さんが簡単な導入パッケージを準備しています

-簡易導入パッケージ
--[[Wrye Python>http://tesnexus.com/downloads/download.php?id=37334]]
-自分で導入する場合
--[[Python>http://python.org/ftp/python/]] (v2.5以上)
--[[wxPython ANSI>http://downloads.sourceforge.net/wxpython/]] (v2.8.7.推奨)
*インストール [#install]

+''Python実行環境の導入''
--簡易導入パッケージを利用する場合
+++Wrye Pythonをダウンロードしてきてインストール
--自分でPythonを導入する場合
+++Pythonをインストール
+++wxPython ANSIをインストール (wxPythonは特定のバージョンのPython向けに作成されているので注意)
+''Wrye Bash本体の導入''
++Wrye Bash本体のアーカイブ(Wrye Bash XXX.zip)をダウンロードしてきて展開、出てきたフォルダ(Mopy、Data)をOblivionインストール箇所に置く (Oblivion\Mopy, Oblivion\Dataとなるようにする)

-''注意''
--上記順にインストールすれば特に問題はないはずです
--詳しいインストール方法はMopyフォルダのWrye Bash.htmlに書いてあります
--Windows VistaはUACの関係で上手くいかない事がある。この場合、Oblivion自体をc:\Program Files以外にインストールするのがベストだったりする

*起動 [#start]
+Mopyディレクトリの ''Wrye Bash Launcher.pyw''のダブルクリックで起動する


*起動しない場合 [#notstart]
+スタートメニューのアクセサリからコマンドプロンプトを起動する
+Mopyディレクトリに移動する(例:「H:」→「cd \Games\Oblivion\Mopy」)
+「c:\python24\''python.exe'' bash.py ''0''」と入力する
+エラー表示が出るので、その部分のソースを修正します。バージョン違いのエラーなら即直ります。

*使い方 [#using]

**アプリケーションボタン [#launch]
Wrye Bashのウィンドウ最下段はゲーム起動をはじめとするアプリケーション起動ボタンのエリアです。

:OBSEチェックボックス|チェックを入れておくとobse_loader経由でゲームやCSを起動します。CSでOBSEを必要としないMODを作成するとき((OBSE関数をうっかり使わないようにという転ばぬ先の杖))以外、OBSEが必要なMODをインストールしているならチェックを入れたままにしておきましょう。
:Auto-Quitチェックボックス|チェックを入れておくとゲーム起動時、自動的にWrye Bashが終了します。

**動作遅延バグの修正方法 [#abomb]
Wrye Bashを起動して''Saves''タブをクリック。修正したいセーブデータを右クリックして''Repair Abomb''を選択します。
再発した場合も同様の対策を行うと解決できます。

詳しくは、公式サイトの[[Repair Abomb>http://wryebash.netai.net/#RepairAbomb]](英文)、または[[動作(松明の炎や魔法等のエフェクト、扉などの開閉)が非常に遅く(スローモーション)になる現象>http://wiki.oblivion.z49.org/?%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%AB#abomb]]をご覧ください。

**Faceデータのインポート [#face]
Faceデータをインポートしたいセーブデータを右クリックしてImportからFaceをクリック。ファイル選択画面が出るので、使いたいFaceデータが入っているセーブデータを選択します。&br;espファイルなどからも同様の方法でFaceデータをインポートすることができる。

**MODからのNPC Levelインポート [#npclv]
通常、Vanilla(MODなどを入れていない標準のOblivion)に存在するNPCのLevelは新規スタート時に決定されます。そのためOscuro's Oblivion OverhaulやFrancesco's leveled creatures/itemsなど、既存のNPCのLevelを変更するMODを正しく導入したい場合は新規スタートが必要になります。そこでゲーム途中のセーブデータにMODからNPC Levelをインポートすることで、ゲーム途中からでもOOOやFranのゲームバランスを正確に反映することができます。

NPC Levelインポートの手順はSavesから、NPC Levelをインポートしたいセーブデータを選んで右クリックし、「Update NPC Levels」を選択します。この項目がない場合は最新のWryeBashをダウンロ-ドしてください。

**TNRシリーズを他のMODに対応させる [#tnr]
TNRシリーズはNPCの顔グラフィックを変更するMODですが、CSの仕様上、ステータスも一緒に変更されてしまいます。そのためOOO、FranなどNPCのレベル・ステータス調整を行っているMODと同時使用すると、調整されたステータスがTNRによってデフォルトに戻ってしまいます。
そこで他のMODと互換性のあるTNRを作成できるBashed Patch機能を使います。

手順はまず、TNR All Race Final.espをインストールしてOBMMでロード順を先頭に配置、かつチェックを外して無効にしておきます。
次にWyre Bashを起動して、Wyre Bashをインストールしたときにdataフォルダに追加されている「BashedPatch, 0.esp」を右クリックして「Rebuild Patch」を選びます。
もしBashedPatch, 0.espがない場合はMopyフォルダのExtrasに入っているのでdataフォルダにコピーしてください。

Rebuild Patchをクリックすると、どのPatchを作るかチェックボックス付のリストが表示されます。そこで「NPC Faces」にチェックを入れてください。もし最新版のTNR All Facesを入れているなら右メニューのSource Modsに「TNR All Race Final」が選ばれていると思います。

後は「OK」ボタンを押して少し待てばポップアップが表示されて新しいBashedPatch, 0.espが完成します。もしエラー表示が出たら、どのMODでエラーが出ているのか書いてあるので、そのMODのチェックを外して再度試してみましょう。
作成されたBashedPatch, 0.espはOOOやFranなど他のMODのステータス調整が反映されたTNR All race finalになっています。

後はBashedPatch, 0.espをロード順の最後尾において有効にしゲームをスタートさせればOKです。TNR All Race Final.espはもう使わないので削除するかActivateチェックを外したままにしておいてください。

MasterとなったMOD一覧はWryeBashでBashedPatch, 0.espを選ぶと右下に一覧で表示されています。

''注)作成されたPatchのMasterとなったMODを使わなくなったり、MasterとなったMODを最新版に更新したら、再度Patchを作り直してください。MasterとなったMODが変更されたり削除したのにそのままPatchを使うとゲームが起動しなくなることがあります。''

**複数の髪型・目追加MODをまとめる [#racehaireye]
通常、髪型・目を追加するMODを複数導入すると後ろのロード順のMODしか反映されませんが、Bashed Patchを作るとそれらを一つにまとめてくれます。
作成方法は、まずWryeBashを起動しMOD Listにある髪型・目追加MODをクリックします。
そして右欄のDescriptionの項目の先頭にタグを記述します。

-髪型・目の両方を追加するMODなら{{BASH:Hair,Eyes}}
-髪型追加MODなら{{BASH:Hair}}
-目追加MODなら{{BASH:Eyes}}

たとえば Beautiful Peopleなら髪型と目の両方を追加するので{{BASH:Hair,Eyes}}タグを付けます。
記述した後はSaveボタンをクリックして保存してください。

すべての髪型・目追加MODにタグを付け終えたらWyre Bashをインストールしたときにdataフォルダに追加されている「BashedPatch, 0.esp」を右クリックして「Rebuild Patch」を選びます。
もしBashedPatch, 0.espがない場合はMopyフォルダのExtrasに入っているのでdataフォルダにコピーしてください。

Bashed Patchの作成画面になるのでRace Records欄を見てください。もしタグ付けがうまくいっているなら、先ほどタグを付けたMODが右欄にリストアップされているはずです。
それらを確認したらRace Recordsのボックスにチェックをいれて、右下のOKボタンを押します。

しばらく待つとBashed Patchが作成されます。作成されたBashed Patchは必ず髪型・目追加MODより後方のロード順にしてください。

Bashed Patchの注意事項は上記のTNRシリーズの最後と同じです。

**グラフィックの変更をまとめる [#x258e74d]

Book Jackets等の既存オブジェクトのグラフィックを改善するMODを入れると日本語化が無効になることが多いですが、この機能を使用すると回避できることもあります。

該当するMODのタグにGraphicsを入れBashed Patchを作成してください。
(Update Bash Patchの画面のImport Graphicsで選択するのを忘れないように)
グラフィックの変更のみを適用するのであれば、大本のMODはdeactiveで問題ありません。

[[画像改善単品系 (装備)>MOD/グラフィック#graphicequip]]や[[画像改善単品系 (アイテム)>MOD/グラフィック#imgitem]]に記載されているMODは大概いけます。

[[Tes4Mod:Wrye Bash/Mods>http://www.uesp.net/wiki/Tes4Mod:Wrye_Bash/Mods]]がタグ付けの参考になります。

**nVidia系で発生するBlack Screen対策 [#ge8542e0]
nVidia系のVGAを使用している場合に、突然画面が暗くなる「Black Screen」という現象があります。
Wrye Bash にはBlack Screenの原因と考えられるMODを修正することができる機能があります。

使用方法は、Wrye Bashを起動して原因となっているMODの esm, esp を右クリックし、''Nvidia Fog Fix'' を選択します。

チェックするModが多い場合は、Bashed Patch を利用すると簡単です。
Bashed Patch 作成時に、''Tweak Assorted'' とその中の ''Nvidia Fog Fix''、両方にチェックを入れて作成すると、Wrye Bashが自動でModを検索し、まとめて対処してくれます。

**Profile機能を使う[#profile]
セーブデータ管理(Saves)タブを選択した状態で見出し(Files、Modified、などが並ぶ行)を右クリック→Profile→Edit Profiles..でSave Profilesウィンドウが開きます。すでにProfileを作成している場合はEditの下にProfile名が並んでいるので選択することでProfileを変更できます。

Save ProfilesウィンドウではAddで新規Profileの作成、RenameでProfile名の変更、RemoveでProfileの削除をします。Profileを作成するとセーブデータフォルダ内にProfile名のサブフォルダが作成され、以後ゲームのセーブは選択されたProfileのフォルダーに行われます。これは再びProfileを変更するまで変わることはありません。

MODのアクティブ/非アクティブ情報はProfileごとに保存され、Profileを変更した場合インストール済のMODのアクティブ/非アクティブ情報はそのProfileの最新セーブデータに沿って復元されます。当然インストールされていないMODに関しては何も起こりませんので改めてインストールする必要があります。MOD環境が大きく変わる場合はBashed Patchのリビルドを行う必要もあるでしょう。

**Decompile All 機能 [#w8e7136f]
[[Construction Set (CS)>MOD/Tool#z38f2850]] で compile all を実行した Mod のスクリプトが、Oblivion.esm (Oblivion_1.1.esm) と比較して変更がない場合、それを削除します。

**タグについて [#td4f981e]
各 Mod に適切なタグを付けて Bashed Patch を作る事により、競合する Mod を上手く使えたり、複数の Mod をまとめたりする事ができます。

:Body-F|女性ボディーの定義付けを変更する Mod。
:Body-M|男性ボディーの定義付けを変更する Mod。
:C.Climate|セルの気候を変更する Mod。
:C.Light|セルの照明や霧(フォグ)を変更する Mod。
:C.Owner|セルの所有権を変更する Mod。
:C.Water|セルの水の種類や水位を変更する Mod。
:Delev|アイテムを削除する Mod。
:Eyes|目を追加する Mod。
:Factions|NPCと生物のファクションへインポートして変更する Mod。
:Filter|現在有効なModでマージ可能なModをフィルターに掛ける。
:Graphics|グラフィックスを置き換える Mod。
:Hair|髪型を追加する Mod。
:IIM|トリガーアイテムを置き換える Mod。
:Invent|インベントリへインポートして変更する Mod。
:Names|名詞を変更する Mod。&br;(ACTI, CELL, DIAL, EYES, FURN, HAIR, MAPM, MGEF, QUST, REGN, Script Effect, WRLD 以外の名詞。)
:NoMerge|技術的にマージ可能だが、意図的にマージしない Mod。
:NpcFaces|顔を変更する Mod。
:R.Mouth|口と舌を変更する Mod。
:R.Relations|種族関係を変更する Mod。
:R.Teeth|歯を変更する Mod。
:Relations|ファクション関係を変更する Mod。
:Relev|レベルリストのアイテムを均一化し、再構築する。
:Scripts|アイテムや NPC、オブジェクトのスクリプトを変更する Mod。
:ScriptContents|スクリプトの内容を変更する Mod。(Result, Quest Stage, Object, MGEF)
:Sound|サウンドを変更する Mod。
:SpellStats|スペルのステータスを変更する Mod。
:Stats|アイテムのステータスを変更する Mod。
:Voice-F|女性の声の定義付けを変更する Mod。
:Voice-M|男性の声の定義付けを変更する Mod。 

※以上は [[Wrye Bash Bash Tags>http://wryebash.netai.net/#BashTags]] に記載されているタグの説明を一部抜粋して意訳したものです。
詳しくは、下記リンク先(英文)をご覧ください。
[[Wrye Bash Bash Tags>http://wryebash.netai.net/#BashTags]]
[[UESPWiki Tagging Race Mods>http://www.uesp.net/wiki/Tes4Mod:Wrye_Bash/Bashed_Patch#Tagging_Race_Mods]]


* 外部リンク [#sa1a9086]

- [[Wrye Mash(Morrowind版Wrye Bash)を解説しているWikiのページ>http://wikiwiki.jp/morrowind/?cmd=read&page=Wrye%20Mash%20%7B%2A%A5%D7%A5%ED%A5%B0%A5%E9%A5%E0%7D%20%7B%C9%AC%BF%DC%7D%20%7BMod%B4%C9%CD%FD%7D]] - 前作のMorrowind版ですがわかりやすい解説が載っています。


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