はじめに †
ゲームプログラム本体のバグ修正・機能強化により安定を向上させ、その他のMODを使用可能とする拡張を行うMODです。
つまりはゲームデータではなく、実行ファイルに当てるパッチといえます。
Oblivionはバグも多いので、初プレイでもこれらのMODとBugFixなど、初プレイ時のお勧めModを適用することをお勧めします。
基本的に他のMODと干渉することは少ないため、多くのMODで必須/推奨されます。
目次 †
ゲームフォルダ配置 †
ゲームのインストールフォルダに直接配置するため、MOD管理ツールでオフにはできません。
- Github:Releases
- Oblivionの内部でさまざまな処理を行うScriptを拡張し、新たな関数や機能を追加するものです
- Modderから見るならば、今まで出来なかった事がScriptで出来るようになります。よって、Mod製作での幅が極めて向上します
- Player的には、これに対応するModを利用する場合、導入する必要があります
- OBL Mod Limit FixやSkyBSAなどMOD用MODだけでも必要とされるので、実質的に必須MODと考えてください。
- 旧版のこのWiki上の特別解説ページはOblivionScriptExtenderにあります
- 本来日本語には対応しないOblivionのプログラムを日本語が処理できるようにするものです
- これは「日本語が表示できるようになる」だけであり、翻訳された日本語データは別に用意する必要があります(日本語Mod)
- OBSEのプラグインとしても稼動します
- 詳細は日本語化Wikiを参考の事
- EXEファイルにパッチを当てるv0.15cの場合、4GB Patchより先に実行する必要があります。
- ミラー:4gb Ram Patcher
- EXEファイルの使用可能なメモリを、2GBから4Gへ拡張します。
- GOG版はすでにパッチがあたっているため不要です。
推奨 †
エンジンバグの修正や他MODの互換性向上のため、インストールを強く推奨します。
- このプラグインは、Oblivion mod制限バグを修正します。 255個のプラグインの最大数を安定してロードできます。
- 具体的には、Dataフォルダ内に未使用でも512個より多いESM、ESP、BSAファイルが存在するとクラッシュするのを、2048個まで正常動作するよう修正します。
- Skyrimと同じ方法でBSAと解凍されたルースファイルを処理させるプラグインで、ファイルのタイムスタンプに左右されなくなります
- 2023年時点では、必須MODと言えるでしょう
- Oblivionで発生しているゲームエンジン内の不具合を修正します。
- 50以上の不具合が修正されており多くはCTDやメモリリークに関する修正となっています。
- 上記のEngineBugFixesで修正されていない不具合を修正します。
- こちらもメモリリーク&CTDの要因となるエンジン内の処理を修正します。
- NVTF - New Vegas Tick Fixをベースに、ゲームを素早く終了する(Fast Exitの機能)など様々な修正を行います。
- OBSE\Plugins\oblivion_display_tweaks.iniをメモ帳などで編集することで各機能を設定できます。
- FPSバグ修正機能はフレームレートが高いほど実際に速く移動して攻撃するなど、効果がない事もあるようです。*1
この問題は必ず起きるわけではないようですが、念のためiMax/MinFPSToleranceなどの数値は変更しないことを推奨します。
- またD3D9Exを有効化するとグラフィックの問題発生やパフォーマンス低下が報告され、作者から非推奨とされました
alt-tabでのフリーズ防止やG-Sync(nVidia)/FreeSync(AMD)対応は実質動作できません。DXVKなどを使用してください。
- FOVのバグ修正により、Oblivion.iniのfDefaultFOV=75を自由な値に設定できます。参考値
- Oblivion Reloadedなど、他のFOV修正MODの機能と共存は非推奨です。他のMODの機能を無効化してください。
- また日本語化パッチv0.15cを使用する場合、oblivion_display_tweaks.iniの11行目を0にしてボーダレスを無効化しないと正常起動しないとのことです。情報求む。
bBorderless = 0
- FPSバグはOSR併用で回避できます。まずoblivion_display_tweaks.iniの26行目の以下の設定を0にして無効化してください。
bFPSFix = 0
- 最適化設定:Oblivion Stutter Remover - Optimized INI File
- 詳細解説 (※読む必要はありません)
- Oblivion Display TweaksのFPSFixを無効化した場合のみ、このMODと設定をインストールしてください。
- Oblivionのメモリ管理を乗っ取り、FPSバグ修正とヒープメモリの強化を行います。
- 最新版のOSR_4-1-37を使用する事。設定ファイルがないとOblivion Display Tweaksと競合するので忘れないように。
- Oblivion本体の自動セーブ機能は不安定なため、このMODで代替します。
- 本来の自動セーブはゲーム中のオプションから無効化する必要があります。
- 設定はINIファイルで変更でき、デフォルトでは3分毎及びレベルアップ時に最大5個のオートセーブを行います。セーブのホットキーはNUM0。
- 代替MOD:Better Saves
- 本体の自動セーブを完全に乗っ取る、LOOTで設定変更可能など機能は豊富ですがセーブしないことも多く、安定性で劣るようです。
オプション †
ゲームの進行を妨げるバグ修正をするものではありません。他のMODで必要とするものも多く、使用するMODに応じてインストールすると良いでしょう。
可能であれば、予めインストールしておくことも推奨します。
- クラッシュ時のデータを出力します。正常なMOD環境を構築する上で、重要なMODです。
- セーブデータのロード時にMODファイルが不足している場合、通知だけでなく具体的なファイル名も列挙します。
- GUIを拡張するMODです。他のMODで必要とされることが多く、ほぼ必須MODです。
- 他のゲームで言えばMCMに相当する、MODの設定をゲーム中に変更可能なMODです。ただ、対応MODが少ない問題があります。
- MenuQueが必要です。
- PCの斜め移動と、三人称視点でのカメラ位置を調整できるMODです。
- Beta15.5にはカメラ設定にバグが有るようなので、改善されるまではBeta15.4の使用を推奨します。
- Enhanced Camera併用時に一人称視点でのアニメーションが気になるなら、INIファイルの14行目の以下設定をfalseにして無効化できます。
Enable1stSkeRot=false
- 睡眠/待機時のリアル経過時間を、デフォルトの1秒/時間から0.1秒/時間へ短縮します。
- クリックするまでNPCの会話が進まないようにします。手動となりますが表示速度を調整でき、読み損ない防止や早送りができます。
- 会話以外のセリフには関係しないため、OBSE -Elys- Universal Silent Voiceと併用可能です。
- WASDキーを矢印キーと同等に動作させます。またアイテムをEキーで一括、ShiftやCtrlで複数選択することも可能となります。
- Extended Interfaceにはこれらの機能が含まれています。
- オート移動時に左右入力してもキャンセルされなくなります。
- コンソールへテキストファイルからの入出力を可能にします。
- Modなどの音声のない会話に口パクを付加するプラグイン。具体的には8秒間の無音ファイルを再生します。
- これによってもの凄い速さで会話が流れて、会話文を読み逃してしまう問題がかなり解消されます。
- NPCが死亡時に武器を落とさず装備したままとなるため、セーブの肥大化の原因となる動的なアイテムを作成するのを防ぎます。
- 他MODと干渉する可能性があるので、導入は注意しましょう。
- Oscuro's Oblivion Overhaulとは互換性が保証されています。
- NPCのヘッドモデルやテクスチャの性別・カメラ移動などを自在に変更可能な拡張プラグイン。
- Actor Valueを自由に設定したMODの作成・プレイが可能な拡張プラグイン。
- プレイに必要なのはAddActorValues.dllのみで、AddActorValues_CS.dllは開発用プラグイン、AddActorValues_example.espはサンプルです。
導入注意 †
何らかの問題を起こす可能性があったり、ゲームプレイそのものには貢献しないものです。
- ENB用設定:Bevilex' Oblivion Reloaded Preset for ENBs
- AMD GPU向け:Oblivion Reloaded v6.5*2
- 描画エンジンの置き換えに加え、メモリ管理やカメラ操作などエンジン全体の修正を行うOBSEプラグイン。
- Oblivion Graphics Extenderの後継MOD
- このページで紹介するうち、Oblivion Display TweaksやOSRとは機能が衝突するため無効化など要対応
- 描画エンジンを置き換えているため、Oblivion.iniに反映されない設定や、互換性のないMODがある
- AMDのGPUとは相性が悪く、Steam Deckではクラッシュしやすい。
- セルパージ系のキャッシュ開放機能は、パージされたセル内にある一時的なアクター(山賊等)や
オブジェクト(特に一時的に生成されたものやマーカー等の静的なもの)がスクリプト上で参照できなくなり
実行タイミングがセル移動直後に即実行される関係上、
移動前のセルを参照したり、セル移動時に前セルのゴミデータ要因をクリーンする処理があるModとは致命的に相性が悪い。※
また、テレポート系(具体的にはMoveToコマンドで移動するもの)のMod使用時に
内部セルからパージが実行された内部セルに移動すると高確率でフリーズが発生するため、(MoveToの移動先に参照できなくなったものが指定されるとフリーズするため)
バニラに近い環境でない限りはセルパージ系はオフにする事を推奨。
※
大抵のModはプレイヤーと別セル内に居たら別セル内にあるものに対しての処理をロード画面終了後で行うのだが、
Oblivion Reloadedのセルパージのタイミングはセル移動直後のロード画面中に実行されてしまい、Mod側で判定を行うタイミングの時点で参照が不可能になっているため。
なおクリーン処理をロード画面が表示された直後に行ってるものは問題は発生しない
- Glory of Cyrodiil設定ファイル:ORC Custom INI
- MOD導入ガイドでも使用されている改変版Oblivion Reloaded。Steam Deckでも問題ありません。
- ORC Custom INIはOblivion Display Tweaksと併用前提で、ヒープメモリ以外のメモリ・カメラ機能は無効化されます。
- Oblivion Stutter Removerと併用するにはINIファイルを更に編集することになりますが、OSRは不要でしょう。
- Through the ValleysからEnhanced Water v20 HDMIとLet There Be Darknessを除外すれば、ORCを組み込めます。
- CTDを起こすような例外が発生した際に、ゲーム本体に戻れるよう例外を処理して強引にCTDを回避する仕組み。
- 特定のアドレス/オフセットへのアクセス違反例外を処理します。逆にそれ以外のCTDには対処できないとの事。
- 読み込みの失敗などが原因の、発生タイミングが不定期な偶発的CTDの対策に優れる。
- 一方、Modのバグなどが原因の、決まったタイミングで起こるCTDをこのプラグインで強引に回避すると、セーブデータに問題が起きる可能性があるので注意。
- NVSEフォルダーを OBSEにリネームすることでOblivionにも対応します。
- 併用を推奨するMOD製作者も多いですが、上述通りデータが壊れてもわからないため、これを使わずにCrash Loggerなどから正常なMOD環境の構築を推奨する意見も多いです。