基本的に同一のものが置かれているはずですが、双方確認の上最新版をダウンロードをするのがよいと思われます。
Pythonの実行環境が必要となります。自前で準備する方法もありますが、有り難い事に作者が簡単な導入パッケージを準備しています
(Oblivion\Mopy, Oblivion\Dataとなるようにする)
よく使うであろう機能について紹介していきます。
Wrye Bashのウィンドウ最下段はゲーム起動をはじめとするアプリケーションランチャーのエリアです。
他にもMopy\Bash.ini(なければbash_default.iniをコピーして作る)で設定するとTES4EDITなどのOblivion向けの便利ツールから果てはGIMPやPhotoshop、3dsMaxなどのグラフィックス、3Dツールまで起動できるようになります。
Faceデータをインポートしたいセーブデータ/Modを右クリックしてImportからFaceを選択。ファイル選択画面が出るので、使いたいFaceデータが入っているセーブデータを選択します。
espファイルなどからも同様の方法でFaceデータをインポートすることができます。
espファイルを親とするModをCSで編集すると保存時に親子関係がなくなってしまいます。このままでは正常に起動できなくなる可能性が高いので編集したModを右クリックしてAdd Masterを選択し、親となるespファイルを指定しましょう。
Construction Set でCompile Allを実行したModのスクリプトがOblivion.esmと比較して変更がない場合、それを削除します。
Wrye Bashを起動してSavesタブをクリック。修正したいセーブデータを右クリックしてRepair Abombを選択します。
再発した場合も同様の対策を行うと解決できます。
詳しくは、公式サイトのRepair Abomb(英文)、または動作(松明の炎や魔法等のエフェクト、扉などの開閉)が非常に遅く(スローモーション)になる現象をご覧ください。
通常、Vanilla(MODなどを入れていない標準のOblivion)に存在するNPCのLevelは新規スタート時に決定されます。そのためOscuro's Oblivion OverhaulやFrancesco's leveled creatures/itemsなど、既存のNPCのLevelを変更するMODを正しく導入したい場合は新規スタートが必要になります。そこでゲーム途中のセーブデータにMODからNPC Levelをインポートすることで、ゲーム途中からでもOOOやFranのゲームバランスを正確に反映することができます。
NPC Levelインポートの手順はSavesから、NPC Levelをインポートしたいセーブデータを選んで右クリックし、「Update NPC Levels」を選択します。この項目がない場合は最新のWryeBashをダウンロ-ドしてください。
セーブデータ管理(Saves)タブを選択した状態で見出し(Files、Modified、などが並ぶ行)を右クリック→Profile→Edit Profiles..でSave Profilesウィンドウが開きます。すでにProfileを作成している場合はEditの下にProfile名が並んでいるので選択することでProfileを変更できます。
Save ProfilesウィンドウではAddで新規Profileの作成、RenameでProfile名の変更、RemoveでProfileの削除をします。Profileを作成するとセーブデータフォルダ内にProfile名のサブフォルダが作成され、以後ゲームのセーブは選択されたProfileのフォルダに行われます。これは再びProfileを変更するまで変わることはありません。
MODのアクティブ/非アクティブ情報はProfileごとに保存され、Profileを変更した場合インストール済のMODのアクティブ/非アクティブ情報はそのProfileの最新セーブデータに沿って復元されます。当然インストールされていないMODに関しては何も起こりませんので改めてインストールする必要があります。MOD環境が大きく変わる場合はBashed Patchのリビルドを行う必要もあるでしょう。
複数のMod構成がそれなりに異なるプロファイルを高い頻度で切り替える場合はBashed Patchを環境ごとに用意するのもいいでしょう。
Bashed Patchは変更可能なカスタムメイドのパッチです。様々な要素からパッチは構成され、ユーザーが自環境に合わせて要素を選択し、構成することができます。Bashed Patchに使うファイル、Bashed Patch, 0.espはMopy\Extrasフォルダ内にあるのでそれをOblivion.esmのあるフォルダ(データフォルダ)にコピーします。
必要であれば複数のBashed Patchを用意し、切り替えることもできます(Bashed Patch, 1.esp のように連番で作成すること)。ただし、複数のBashed Patchを同時には使わないようにしてください。
※この項目はTNRを対象に書かれていますが、他の顔を変更するModにも適応できます。 必要な部分を置き換えてお読み下さい。
TNRシリーズはNPCの顔グラフィックを変更するMODですが、CSの仕様上、ステータスも一緒に変更されてしまいます。そのためOOO、FranなどNPCのレベル・ステータス調整を行っているMODと同時使用すると、調整されたステータスがTNRによってデフォルトに戻ってしまいます。
そこで他のMODと互換性のあるTNRを作成できるBashed Patch機能を使います。
手順はまず、TNR All Race Final.espをインストールしてOBMMでロード順を先頭に配置、かつチェックを外して無効にしておきます。
次にWyre Bashを起動して、Wyre Bashをインストールしたときにdataフォルダに追加されている「BashedPatch, 0.esp」を右クリックして「Rebuild Patch」を選びます。
もしBashedPatch, 0.espがない場合はMopyフォルダのExtrasに入っているのでdataフォルダにコピーしてください。
Rebuild Patchをクリックすると、どのPatchを作るかチェックボックス付のリストが表示されます。そこで「NPC Faces」にチェックを入れてください。もし最新版のTNR All Facesを入れているなら右メニューのSource Modsに「TNR All Race Final」が選ばれていると思います。
後は「OK」ボタンを押して少し待てばポップアップが表示されて新しいBashedPatch, 0.espが完成します。もしエラー表示が出たら、どのMODでエラーが出ているのか書いてあるので、そのMODのチェックを外して再度試してみましょう。
作成されたBashedPatch, 0.espはOOOやFranなど他のMODのステータス調整が反映されたTNR All race finalになっています。
後はBashedPatch, 0.espをロード順の最後尾において有効にしゲームをスタートさせればOKです。TNR All Race Final.espはもう使わないので削除するかActivateチェックを外したままにしておいてください。
MasterとなったMOD一覧はWryeBashでBashedPatch, 0.espを選ぶと右下に一覧で表示されています。
注)作成されたPatchのMasterとなったMODを使わなくなったり、MasterとなったMODを最新版に更新したら、再度Patchを作り直してください。MasterとなったMODが変更されたり削除したのにそのままPatchを使うとゲームが起動しなくなることがあります。
通常、髪型・目を追加するMODを複数導入すると後ろのロード順のMODしか反映されませんが、Bashed Patchを作るとそれらを一つにまとめてくれます。
作成方法は、まずWryeBashを起動しMOD Listにある髪型・目追加MODをクリックします。
そして右欄のDescriptionの項目の先頭にタグを記述します。
たとえば Beautiful Peopleなら髪型と目の両方を追加するので{{BASH:Hair,Eyes}}タグを付けます。
記述した後はSaveボタンをクリックして保存してください。
すべての髪型・目追加MODにタグを付け終えたらWyre Bashをインストールしたときにdataフォルダに追加されている「BashedPatch, 0.esp」を右クリックして「Rebuild Patch」を選びます。
もしBashedPatch, 0.espがない場合はMopyフォルダのExtrasに入っているのでdataフォルダにコピーしてください。
Bashed Patchの作成画面になるのでRace Records欄を見てください。もしタグ付けがうまくいっているなら、先ほどタグを付けたMODが右欄にリストアップされているはずです。
それらを確認したらRace Recordsのボックスにチェックをいれて、右下のOKボタンを押します。
しばらく待つとBashed Patchが作成されます。作成されたBashed Patchは必ず髪型・目追加MODより後方のロード順にしてください。
Bashed Patchの注意事項は上記のTNRシリーズの最後と同じです。
Book Jackets等の既存オブジェクトのグラフィックを改善するMODを入れると日本語化が無効になることが多いですが、この機能を使用すると回避できることもあります。
該当するMODのタグにGraphicsを入れBashed Patchを作成してください。
(Update Bash Patchの画面のImport Graphicsで選択するのを忘れないように)
グラフィックの変更のみを適用するのであれば、大本のMODはdeactiveで問題ありません。
画像改善単品系 (装備)や画像改善単品系 (アイテム)に記載されているMODは大概いけます。
Tes4Mod:Wrye Bash/Modsがタグ付けの参考になります。
nVidia系のVGAを使用している場合に、突然画面が暗くなる「Black Screen」という現象があります。
Wrye Bash にはBlack Screenの原因と考えられるMODを修正することができる機能があります。
使用方法は、Wrye Bashを起動して原因となっているMODの esm, esp を右クリックし、Nvidia Fog Fix を選択します。
チェックするModが多い場合は、Bashed Patch を利用すると簡単です。
Bashed Patch 作成時に、Tweak Assorted とその中の Nvidia Fog Fix、両方にチェックを入れて作成すると、Wrye Bashが自動でModを検索し、まとめて対処してくれます。
各Modに適切なタグを付けてBashed Patchを作る事により、競合するModを上手く使えたり、複数のModをまとめたりする事ができます。
※以上は Wrye Bash Bash Tags に記載されているタグの説明を意訳したものです。
詳しくは、下記リンク先(英文)をご覧ください。
Wrye Bash Bash Tags
UESPWiki Tagging Race Mods