MOD/EXE拡張のバックアップ(No.28)

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はじめに †

ゲームプログラム本体のバグ修正・機能強化により安定を向上させ、その他のMODを使用可能とする拡張を行うMODです。
つまりはゲームデータではなく、実行ファイルに当てるパッチといえます。
Oblivionはバグも多いので、初プレイでも以下の推奨MODとBugFixなど、初プレイ時のお勧めModを適用することをお勧めします。

このページで触れてるDXVKを導入する際の注意点についてはこちらを参照（特に日本語化パッチ0.15系を適応してる場合）

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目次 †

はじめに
目次
準備
- Visual C++ / DirectXの更新
- INIファイルの編集
推奨
オプション
導入注意
- Oblivion Reloaded
- NVAC - New Vegas Anti Crash

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準備 †

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Visual C++ / DirectXの更新 †

MODにはVC++ 2015以降を使用するものも多い上、他ゲームでも役立つので全部インストールすることを推奨します。

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INIファイルの編集 †

基本Oblivion.iniの作成に従い、Oblivion.iniの三項目を修正します。
Simple Saves Plusを導入するなら、その編集も同時に行うと手間が減るでしょう。

bFaceMipMaps=0 ;28行目。NPCの顔に汚れや画質低下をもたらすエフェクトを無効化する
bAllowScreenShot=1 ;106行目。スクリーンショット
bForceFullLOD=1 ;508行目。遠くの樹の表示を改善する

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推奨 †

安定性や他MODの互換性向上のため、すべてインストールする事を強く推奨します。

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Oblivion Script Extender (OBSE xOBSE) †

Github：Releases
Oblivionの内部でさまざまな処理を行うScriptを拡張し、新たな関数や機能を追加するものです
- xOBSEはOblivion Script Extenderのコミュニティ開発版で、2023年時点でも開発が続いています。
Modderから見るならば、今まで出来なかった事がScriptで出来るようになります。よって、Mod製作での幅が極めて向上します
Player的には、これに対応するModを利用する場合、導入する必要があります
- OBL Mod Limit FixやSkyBSAなどMOD用MODだけでも必要とされるので、実質的に必須と考えてください。
旧版のこのWiki上の特別解説ページはOblivionScriptExtenderにあります

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日本語化パッチ †

本来日本語には対応しないOblivionのプログラムを日本語が処理できるようにするものです
これは「日本語が表示できるようになる」だけであり、翻訳された日本語データは別に用意する必要があります(日本語Mod)
OBSEのプラグインとしても稼動します
詳細は日本語化Wikiを参考の事
EXEファイルにパッチを当てるv0.15cの場合、4GB Patchより先に実行する必要があります。

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Oblivion BSA Decompressor †

BSAファイルを解凍し、ロード時間とスタッタリングを短縮します。
OblivionがC:\Program Files (x86)以外にインストールされている必要があります。
- ゲームのインストールフォルダを一時的に別へ移動することでも導入可能です。

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4GB Patch (Steam版のみ) †

ミラー：4gb Ram Patcher
EXEファイルの使用可能なメモリを、2GBから4Gへ拡張します。
GOG版はすでにパッチがあたっているため不要です。

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OBL Mod Limit Fix †

このプラグインは、Oblivion mod制限バグを修正します。 255個のプラグインの最大数を安定してロードできます。
具体的には、Dataフォルダ内に未使用でも512個より多いESM、ESP、BSAファイルが存在するとクラッシュするのを、2048個まで正常動作するよう修正します。

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SkyBSA †

Skyrimと同じ方法でBSAと解凍されたルースファイルを処理させるプラグインで、ファイルのタイムスタンプに左右されなくなります
2023年時点では、必須MODと言えるでしょう

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Oblivion Display Tweaks †

NVTF - New Vegas Tick Fixをベースに、ゲームを素早く終了する(Fast Exitの機能)など様々な修正を行います。
OBSE\Plugins\oblivion_display_tweaks.iniをメモ帳などで編集することで各機能を設定できます。
- FPSバグ修正機能はフレームレートが高いほど実際に速く移動して攻撃するなど、効果がない事もあるようです。
  この問題は必ず起きるわけではないようですが、念のためiMax/MinFPSToleranceなどの数値は変更しないことを推奨します。
- またD3D9Exを有効化するとグラフィックの問題発生やパフォーマンス低下が報告され、作者から非推奨とされました
  alt-tabでのフリーズ防止やG-Sync(nVidia)/FreeSync(AMD)対応は実質動作できません。DXVKなどを使用してください。
FOVのバグ修正により、Oblivion.iniのfDefaultFOV=75を自由な値に設定できます。参考値
- 他のFOV修正MODの機能と共存は非推奨です。他のMODの機能を無効化してください。
また日本語化パッチv0.15cを使用する場合、oblivion_display_tweaks.iniの11行目を0にしてボーダレスを無効化しないと正常起動しないとのことです。情報求む。
```
bBorderless = 0
```
ボーダレスウィンドウ機能に関してはOneTweakが最も互換性があり動作が安定していますのでそちらを使用しましょう。

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OneTweak †

Skyrim用のModであるもののOblivionでも使用可能。
こちらもボーダレスウィンドウモードで実行するための機能があり、上記のOblivion Display Tweaksでボーダレスが使えない場合はこちらで代用する事が可能です。
導入時はSKSEというフォルダの名前をOBSEに変更する必要があります。
マルチモニターの環境でマウスを大きく動かすとカーソルがゲーム画面外に出てしまう場合、Oblivion.iniでの設定を以下のようにする事で改善できる可能性があります。
```
bBackground Mouse=0
```
ボーダレスウィンドウ機能をONにしている場合はフルスクリーンで起動しようとすると強制的にウィンドウモードになるので注意。

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Crash Logger †

クラッシュ時に生データを保存します。

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Oblivion Reloaded Combined(ORC) †

改変版Oblivion Reloaded。Steam Deckでも問題ありません。
シェーダーを修正し、ゲームエンジンに不足している最適化を追加します。
Fallout New VegasのNVTFのようにVRAMがRAMにコピーされる事を防ぎ、高解像度テクスチャで多くのVRAMを使用してもクラッシュしにくくなります。
またUOP Vampire Aging and Face Fix.espが不要となります。
派生版のLite同様にウィンドウモードでも動作します。本家や派生版のE3ではウィンドウモードで起動できないようになっているのでDXVKが導入できない等でフルスクリーンでのalt-tabでのフリーズ防止の対策できない人はこちらを利用しましょう。
基本的に、OBSE依存のカメラ/視点MODは併用できません。
- Oblivion - Enhanced Cameraに関してはOblivion Reloaded用に修正したCustom Enhanced Cameraが存在しますのでそちらを使用しましょう。
バグフィクス/パフォーマンス/互換性向上のため、以下設定の併用を推奨します。

ORC v1.9.2.2専用設定: ORC Custom Configuration
- 閉鎖されたMOD導入ガイドのGlory of Cyrodiilで配布されていた設定です。v1.9.2.2で使用します。

Oblivion Comprehensive Modding Guideの設定: ORC Custom Configuration preset
- OCMGで配布されている設定です。Oblivion Display Tweaksの設定を以下のように変更する必要があります。
```
bFPSFix = 0
```

ボーダレスウィンドウ機能に関する設定がありますが環境によっては起動できなくなる問題が発生しますので設定が以下のようになっているか確認しましょう。ボーダレスウィンドウ機能に関してはOneTweakが最も互換性があり動作が安定していますのでそちらを使用してください。
```
BordrlessWindowMode=0
```
セルパージ関係で一部のMod動作が不安定になる、ENBを併用するならば、設定変更ないしOblivion Reloaded（及びLite）を使用しましょう。

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Whiteflame fix †

Oblivion Reloadedのフォグシェーダーが有効な場合のバグを修正します。
以下にインストールします。
```
Meshes\effects\sefxwhiteflamemedium.nif
```

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Simple Saves Plus †

Oblivion本体の自動セーブ及びクイックセーブ機能は不安定なため、このMODで代替します。
本来の自動セーブはゲーム中のオプションから無効化する事を推奨します。Oblivion.iniの464-466行目を直接編集でも可。
```
bSaveOnTravel=0
bSaveOnWait=0
bSaveOnRest=0
```
設定はINIファイルで変更でき、デフォルトでは3分毎及びレベルアップ時に最大5個のオートセーブを行います。クイックセーブのホットキーはNUM0。
代替MOD：Better Saves
- 本体の自動セーブを完全に乗っ取る、LINKで設定変更可能など機能は豊富ですが動作しないことも有り、安定性で劣るようです。

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オプション †

ゲームの進行を妨げるバグ修正をするものではありません。他のMODで必要とするものも多く、使用するMODに応じてインストールすると良いでしょう。

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MenuQue - OBSE Plugin †

GUIを拡張するMODです。他のMODで必要とされることが多く、ほぼ必須MODです。
OBSE_Kyoma_MenuQue.dllは古いDLLを無効化するためのダミーなので、削除しても大丈夫です。

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LINK Plus Plus †

必須: MenuQue
LINK++はLINKの機能拡張版です。またLINKで動作するMODも引き続き動作します。
他のゲームで言えばMCMに相当する、MODの設定をゲーム中に変更可能なMODですが、対応MODが限られます。

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OBSE -Elys- Universal Silent Voice †

Modなどの音声のない会話に口パクを付加するプラグイン。具体的には8秒間の無音ファイルを再生します。
これによってもの凄い速さで会話が流れて、会話文を読み逃してしまう問題がかなり解消されます。

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Let People Speak - Voice Management Overhaul System †

ゲームがダイアログのボイスファイルをロードするシステムをオーバーホールし、種族名の代わりに種族のEditorIDを使用できるようにします。
これにより異なる言語のボイス付きMODを選択した場合、無音のダイアログになってしまう問題を解決します。
ファイルが見つからない場合は、リップシンク付きの8秒間の無音サウンドを使用します。
挨拶や挨拶が再生されない事があるバグも修正します。

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Menu Alt-Tab Crash Fix †

メニューを開いている最中にAlt-Tabを入力するとクラッシュするのを修正します。

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lStewieAl's OBSE Plugins †

FalloutNVのlStewieAl's Tweaks and Engine Fixesなどで実績あるlStewieAl氏は、2023年も便利なxOBSEプラグインをリリースしています。一部を列挙します。

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Console Paste Support †

コンソールへコピー&ペーストできるようにします。

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Faster Sleep Wait (OBSE) †

睡眠/待機時のリアル経過時間を、デフォルトの1秒/時間から0.1秒/時間へ短縮します。

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Dialogue Click To Continue (OBSE) †

クリックするまでNPCの会話が進まないようにします。手動となりますが表示速度を調整でき、読み損ない防止や早送りができます。
会話以外のセリフには関係しないため、OBSE -Elys- Universal Silent Voiceと併用可能です。

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Use WASD in Menus (OBSE) †

WASDキーを矢印キーと同等に動作させます。またアイテムをEキーで一括、ShiftやCtrlで複数選択することも可能となります。
- Quick Item Transferを併用すると、数を確認するプロンプトをスキップできます。
Extended Interfaceにはこれらの機能が含まれています。

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Better Autowalk (OBSE) †

オート移動時に左右入力してもキャンセルされなくなります。

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List Missing Mods On Load †

セーブデータのロード時にMODファイルが不足している場合、通知だけでなく具体的なファイル名も列挙します。

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No Inventory On Alt-Tab †

Alt-Tab入力時にインベントリメニューが開かないようにします。

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Blockhead †

NPCのヘッドモデルやテクスチャの性別・カメラ移動などを自在に変更可能な拡張プラグイン。

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AddActorValues †

Actor Valueを自由に設定したMODの作成・プレイが可能な拡張プラグイン。
プレイに必要なのはAddActorValues.dllのみで、AddActorValues_CS.dllは開発用プラグイン、AddActorValues_example.espはサンプルです。

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導入注意 †

何らかの問題を起こす可能性があったり、ゲームプレイそのものには貢献しないものです。

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Oblivion Reloaded †

ENB用設定：Bevilex' Oblivion Reloaded Preset for ENBs
AMD GPU向け：Oblivion Reloaded v6.5 *1
バグ修正：Whiteflame fix
描画エンジンの置き換えに加え、メモリ管理やカメラ操作などエンジン全体の修正を行うOBSEプラグイン。
Oblivion Graphics Extenderの後継MOD
このページで紹介するうち、Oblivion Display TweaksやOSRとは機能が衝突するため無効化など要対応
描画エンジンを置き換えているため、Oblivion.iniに反映されない設定や、互換性のないMODがある
- 具体的にはbUseWaterDisplacements=0にする(標準ではそうなっているはず)、Enhanced Water v20 HDMIやReal Lavaが使えない
AMDのGPUとは相性が悪く、Steam Deckでもクラッシュしやすい。
セルパージ系のキャッシュ開放機能は、パージされたセル内にある一時的なアクター(山賊等)や
オブジェクト(特に一時的に生成されたものやマーカー等の静的なもの)がスクリプト上で参照できなくなり
実行タイミングがセル移動直後に即実行される関係上、
移動前のセルを参照したり、セル移動時に前セルのゴミデータ要因をクリーンする処理があるModとは致命的に相性が悪い。*2
また、テレポート系(具体的にはMoveToコマンドで移動するもの)のMod使用時に
内部セルからパージが実行された内部セルに移動すると高確率でフリーズが発生するためバニラに近い環境でない、またはスクリプトを自力で修正して対応できる人でないならばセルパージ系はオフにする事を推奨。
- Movetoのフリーズ現象はQuestに付属したスクリプトやプレーヤーのアビリティに付属したスクリプトからのMovetoならばパージされた内部セルを指定しても問題は発生しない、それ以外のスクリプトからのMovetoはほぼ問題が発生する
  - 内部セルに居る状態でアイテムやアクティベーター等に付属させたObjectScriptによるMovetoでパージされた内部セルに移動すると100%フリーズ(Portable Portalsで内部セル内でPCBを行ってからテレポーターを使って別の内部セルに移動するとこの現象が起こる)
  - Dialogue Result ScriptによるMovetoでもこの現象が起こる(Castle Seaviewでクエスト終了時にMovetoを実行するためこの現象が起こる)
- MoveToの移動先に参照できなくなったものが指定されるとフリーズする可能性大

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NVAC - New Vegas Anti Crash †

NVSEフォルダーをOBSEにリネームすることでOblivionでも使用可能。
CTDを起こすような例外が発生した際に、ゲーム本体に戻れるよう例外を処理して強引にCTDを回避する仕組み。
特定のアドレス/オフセットへのアクセス違反例外を処理します。逆にそれ以外のCTDには対処できないとの事。
読み込みの失敗などが原因の、発生タイミングが不定期な偶発的CTDの対策に優れる。
一方、Modのバグなどが原因の、決まったタイミングで起こるCTDをこのプラグインで強引に回避すると、セーブデータに問題が起きる可能性があるので注意。
またヘルパー関数のインライン化を実装しており、わずかにパフォーマンスが向上する。
MOD制作者間でも使用の是非は意見が別れている。

MOD/EXE拡張 のバックアップ(No.28)