MOD/Tool/WryeBash のバックアップ(No.52)

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編集:MOD/Tool/WryeBash

目次 Edit

Mod概要 Edit

フォーラム情報:[RELZ] Wrye Bash Thread 77 - v294.1 released※進行速度が速いので最新とは限りません!

WryeBash と、必須ファイルの入手 Edit

WryeBash 本体の入手 Edit

Wrye Musings
TESN ※ Main として
GHF ※ Mirror として

WryeBash 実行に必要なライブラリの入手 Edit

WryeBash には、Python の実行環境が必要となります。
Archive Version で WryeBash を導入する際には、別途に導入して下さい
自前で準備する方法もありますが、有り難い事に作者が簡単な導入パッケージを準備しています

インストール Edit

  1. Python実行環境の導入
    1. 簡易導入パッケージを利用する場合
      1. Wrye Pythonをダウンロードしてきてインストール
    2. 自分でPythonを導入する場合
      1. Pythonをインストール
      2. wxPython ANSIをインストール (wxPythonは特定のバージョンのPython向けに作成されているので注意)
  2. Wrye Bash本体の導入
    1. Wrye Bash本体のアーカイブ(Wrye Bash XXX.zip)をダウンロードしてきて展開、出てきたフォルダ(Mopy、Data)をOblivionインストール箇所に置く
      (Oblivion\Mopy, Oblivion\Dataとなるようにする)

起動 Edit

  1. Archive VersionInstaller Version で Python 版を選んだ場合
    Mopyディレクトリの Wrye Bash Launcher.pyw が実行ファイルになります。
  2. Standalone Version
    Mopy ディレクトリの Wrye Bash.exe が実行ファイルです。

起動しない場合 Edit

  1. スタートメニューのアクセサリからコマンドプロンプトを起動する
  2. Mopyディレクトリに移動する(例:「H:」→「cd \Games\Oblivion\Mopy」)
  3. 「c:\python24\python.exe bash.py 0」と入力する
  4. エラー表示が出るので、その部分のソースを修正します。バージョン違いのエラーなら即直ります。

仕様変更と不具合 Edit

積極的に更新しまくっていますので、「安定板」を見つけ出すのが中々困難です。
基本的には「どの Ver でもバグはある」と思って下さい。
(だからこそ更新が早いとも言えます)
 
昨今の仕様変更と、一部目立った致命的な不具合を以下に引用しています。

v290~291 (バジリコ風味より引用)
 Graphicsタグの挙動が変わり、一部mod(魔法関係?)のデータがBashed Patchに反映されなくなる。
 Life Detectedなど。
v292 (なるりびおんより引用)
 新しいタグによって魔法関係のmodの挙動が怪しくなる。
 MPC 、HumantouchNPC、Elz - More Voice、OblivionXPなど。
 あとTESNの方で公式の注意書きがあったので適当に翻訳。
 ※ 注意 CBashは292でデフォルトで有効になっています。
 ただこの機能はまだ少し問題を抱えていて、この機能は293の準備のために搭載されています。
 293が出るまでの間、292を使っていて問題が起きたなら、CBashを無効にできます。
 その場合は'CBash.dll'をたとえば'Disabled_CBash.dll'のように適当にリネームしてください。
v293
 TESNより翻訳して引用。
 PPPS CBashはRebuild Patchするのにまだバグ(複数形)を持っています……云々。

v291.1 が未だに入手可能である点を鑑みると、ここが一つの「枯れた環境(十分に安定して使える)」と言えそうです。
しかし WryeBash の更新に合わせて Mod の調整、Tool の調整が行われてきているので、いつかはレガシー環境になり得る事は留意しておいて下さい。
 

WryeBash と BOSS の対応表
WryeBash Ver.BOSS Verコメント
v287~ v1.51 まで※ WryeBash 廃盤
v291.1~ v1.65 まで
v292~ v1.70 まで※ WryeBash 廃盤
v293~ v1.80 まで※ WryeBash 廃盤
v294.2

使い方 Edit

よく使うであろう機能について紹介していきます。

共通 Edit

アプリケーションランチャー Edit

Wrye Bashのウィンドウ最下段はゲーム起動をはじめとするアプリケーションランチャーのエリアです。

OBSEチェックボックス
左端の緑色のチェックボックスです。チェックを入れておくとobse_loader経由でゲームやCSを起動します。CSでOBSEを必要としないMODを作成するとき*1以外、OBSEが必要なMODをインストールしているならチェックを入れたままにしておきましょう。
ただし、Steam版のOblivionの場合、このチェックボックスはオフにします*2
obse_loader.exeから起動しようとしてもOblivionが起動できないんだけど?を参照して下さい。
Auto-Quitチェックボックス
OBSEチェックボックスの隣にある赤いチェックボックスです。チェックを入れておくとゲーム起動時、自動的にWrye Bashが終了します。CSを起動する場合はチェックを入れていても終了しません。

他にもMopy\Bash.ini(なければbash_default.iniをコピーして作る)で設定するとTES4EDITなどのOblivion向けの便利ツールから果てはGIMPやPhotoshop、3dsMaxなどのグラフィックス、3Dツールまで起動できるようになります。

Faceデータのインポート Edit

Faceデータをインポートしたいセーブデータ/Modを右クリックしてImportからFaceを選択。ファイル選択画面が出るので、使いたいFaceデータが入っているセーブデータを選択します。
espファイルなどからも同様の方法でFaceデータをインポートすることができます。

Modsタブ Edit

Add Master Edit

espファイルを親とするModをCSで編集すると保存時に親子関係がなくなってしまいます。このままでは正常に起動できなくなる可能性が高いので編集したModを右クリックしてAdd Masterを選択し、親となるespファイルを指定しましょう。

Decompile All Edit

Construction Set でCompile Allを実行したModのスクリプトがOblivion.esmと比較して変更がない場合、それを削除します。

Savesタブ Edit

動作遅延バグの修正方法 Edit

Wrye Bashを起動してSavesタブをクリック。修正したいセーブデータを右クリックしてRepair Abombを選択します。
再発した場合も同様の対策を行うと解決できます。

詳しくは、公式サイトのRepair Abomb(英文)、または動作(松明の炎や魔法等のエフェクト、扉などの開閉)が非常に遅く(スローモーション)になる現象をご覧ください。

MODからのNPC Levelインポート Edit

通常、Vanilla(MODなどを入れていない標準のOblivion)に存在するNPCのLevelは新規スタート時に決定されます。そのためOscuro's Oblivion OverhaulやFrancesco's leveled creatures/itemsなど、既存のNPCのLevelを変更するMODを正しく導入したい場合は新規スタートが必要になります。そこでゲーム途中のセーブデータにMODからNPC Levelをインポートすることで、ゲーム途中からでもOOOやFranのゲームバランスを正確に反映することができます。

NPC Levelインポートの手順はSavesから、NPC Levelをインポートしたいセーブデータを選んで右クリックし、「Update NPC Levels」を選択します。この項目がない場合は最新のWryeBashをダウンロ-ドしてください。

Profile機能を使う Edit

セーブデータ管理(Saves)タブを選択した状態で見出し(Files、Modified、などが並ぶ行)を右クリック→Profile→Edit Profiles..でSave Profilesウィンドウが開きます。すでにProfileを作成している場合はEditの下にProfile名が並んでいるので選択することでProfileを変更できます。

Save ProfilesウィンドウではAddで新規Profileの作成、RenameでProfile名の変更、RemoveでProfileの削除をします。Profileを作成するとセーブデータフォルダ内にProfile名のサブフォルダが作成され、以後ゲームのセーブは選択されたProfileのフォルダに行われます。これは再びProfileを変更するまで変わることはありません。

MODのアクティブ/非アクティブ情報はProfileごとに保存され、Profileを変更した場合インストール済のMODのアクティブ/非アクティブ情報はそのProfileの最新セーブデータに沿って復元されます。当然インストールされていないMODに関しては何も起こりませんので改めてインストールする必要があります。MOD環境が大きく変わる場合はBashed Patchのリビルドを行う必要もあるでしょう。

複数のMod構成がそれなりに異なるプロファイルを高い頻度で切り替える場合はBashed Patchを環境ごとに用意するのもいいでしょう。

Bashed Patchの作成 Edit

Bashed Patchは変更可能なカスタムメイドのパッチです。様々な要素からパッチは構成され、ユーザーが自環境に合わせて要素を選択し、構成することができます。

Bashed Patchに使用されるファイル、Bashed Patch, 0.espMopy\Extras フォルダ内にあるのでそれをOblivion.esmのあるフォルダ(Dataフォルダ)にコピーします。

必要であれば複数のBashed Patchを用意し、切り替えることもできます(Bashed Patch, 1.esp のように連番で作成すること)。ただし、複数のBashed Patchを同時には使わないようにしてください

主な調整機能 Edit

数値の変更などはその項目を右クリックして出てくる値を選択します。"[]"で囲まれている値がデフォルトの値です。

Tweak Assorted Edit

Armor Shows Amulets
鎧を着ているときに首飾りが見えるようになります。
Armor Shows Rings
鎧を着ているときに指輪が見えるようになります。
Bow Reach Fix
VanillaやいくらかのModの中にある弓のリーチが0になっているものを1に正します。
リーチが0の弓をNPCが使った場合クラッシュすることがあるバグがあり、その修正を行うものです。
Clothing Shows Amulets
服を着ている時に首飾りが見えるようになります。
Clothing Shows Rings
服を着ている時に指輪が見えるようになります。
Harvest Chance
錬金素材の収穫成功率を変更します。
No Light Flicker
松明や蝋燭(ろうそく)などの光源の揺らぎ効果を無効にします。
nVidia Fog Fix
nVidia系VGAを使用してる場合に突然画面が暗くなる「Black Screen」という現象を修正します。
Reweigh: Potions (maximum)
VanillaやMod内にある既存のポーションの最大重量を変更します。ただし、スクリプトの付いているものや重量が1以上のもの(多くは酒類)は対象外です。セーブデータのコンテキストメニューにある"Reweigh Potions"は似たような機能ですがプレイヤーが作ったポーションの重量を変更するものです。
Reweigh: Staffs
杖の最大重量をを変更します。
Right Hand Rings
右手に装備した指輪を明示的に外さない限り外さないようにします。
これにより特定の指輪を常に装備しつつ、別の指輪を用途に応じて装備することが出来るようになります。
最初に装備した指輪は左手に、次に装備した物は右手に装備され、以後最初に装備した指輪が装備の変更の都度切り替わります。
副作用として、両手に全く同種の指輪を装備出来なくなります。

Tweak Clothes Edit

Gloves Show Rings
グローブを付けていても指輪が見えるようになります。
Max Weight Amulets
アミュレットの最大重量を変更します。
Max Weight Hoods
フードの最大重量を変更します。
Max Weight Rings
指輪の最大重量を変更します。
Robes Show Amulets
ローブを着ていても首飾りが見えるようになります。
Robes Show Pants
ローブを着ていても下半身の装備が見えるようになります。
Unlimited Amulets
首飾りを無制限に付けられるようになる。
Unlimited Rings
指輪を無制限に付けられるようになる。

Tweak Settings*3 Edit

Actors Strength Encumbrance Multifier
キャラクター重量制限に影響する値
Encumbrance Limit = Strength * fActorStrengthEncumbranceMult
fActorStrengthEncumbranceMult - Default value 5.0000
AI: Max Active Actors
同時にAIのプロセスを走らせることのできる人数を変更します。
Combat: Max Actorsよりも大きな値でなければなりません。
数値を上げすぎるとCPUへの負荷が増しゲーム動作が不安定になる可能性があります。
AI: Max Dead Actors
ゲームエンジンが保持する死体の上限を変更します。
この数字以上の死体が一定範囲内にあると古いものから削除されます。
Arrow: Litter Count
設定した数を超える弓矢は世界(セル、アクター)から取り外されるようになります
IArrowMaxRefCount - Default value 15
Arrow: Litter Time
設定した時間を超える弓矢は、世界から取り外されるようになります。
Arrow: Recovery from Actor
アクターから回収できる弓矢の%を設定します
IArrowInventoryChance - Default value 50
Arrow: Speed
弓矢の速度を調整します。
FArrowSpeedMult - Default value 1500.0000
Bounty: Attack
「良い」NPC を攻撃した時の懸賞金額を設定します
Bounty: Horse Theft
馬を窃盗した時の懸賞金額を設定します
Bounty: Theft
オブジェクトを窃盗した時の懸賞金額を設定します
Camera: Chase Distance
プレイヤー追跡カメラの最大距離を設定します
Camera: Chase Tightness
プレイヤー追跡カメラの緊張(遅れる感じの)調整をします
v294b1以降、Chase Camera Modとほぼ同様のパラメータ指定ができるようになっています
Camera: PC Death Time
プレイヤーが死亡した後、ロード画面が出るまでの時間を変更します。
Cell Respawn Time
リスポーン期間を設定します
IHoursToRespawnCell - Default value 72
Combat: Alchemy
戦闘中、錬金術を行えるか設定できます
IAllowAlchemyDuringCombat - Default value 0
Combat: Max Actors
戦闘処理のプロセスを走らせる最大の人数を変更します。
数値を上げすぎるとCPUへの負荷が増しゲーム動作が不安定になる可能性があります。
Combat: Maximum Armor Rating
Armor Rating(防御)の最大を設定します
FMaxArmorRating - Default value 85.0000
Combat: Recharge Weapons
戦闘中、武器をリチャージできるようにするかを設定します(デフォルトでは可能)
IAllowRechargeDuringCombat - Default value 1
Combat: Repair
戦闘中、武器を修理できるようにするかを設定します
IAllowRepairDuringCombat - Default value 0
Companions: Max Number
プレイヤーをフォローするコンパニオンの最大数を変更します。
数値を上げすぎるとCPUへの負荷が増しゲーム動作が不安定になる可能性があります。
Compass: Disable
クエストマーカー、興味のあるマーカー(Points of Interest)を無効にします
Compass: POI Recognition
興味のあるマーカーのコンパス上の表示距離を調整します。
Cost Multiplier: Enchantment
エンチャントコストの乗数を調整します(OOO default 120, vanilla default 10)
Cost Multiplier: Recharge
リチャージコストの乗数を調整します
Cost Multiplier: Repair
修理コストの乗数を調整します
Cost Multiplier: Spell making
スペルメイキングコストの乗数調整します
Crime Alarm Distance
犯罪警告の範囲(ガードが駆けつける)を設定します
Crime: Pickpockting Fine
スリの罰金
Crime: Trepass Fine
不法侵入の罰金
Essential NPC Unconsciousness
EssentialなNPCが気絶した場合の復帰までの時間を変更します。
Fatigue from Running/Encumbrance
走っている時の疲労度合い(スタミナ)を調整します
Greeting Distance
NPC が挨拶する距離を設定します(デフォルト150)
Horse Turning Speed
馬の旋回速度の調整します
Inventory Quantityt Promrt
アイテムを選択した時の数量に応じた確認画面の設定。
Jump Higher
ジャンプの高さを調整します
Leveld Item Max Level difference
この数値の範囲内で Leveled Item が決定されるらしい。
*FCOM のオプション [FCOM_MoreRandomItems.esp][FCOM_MoreRandomSpawns.esp] で同様の変更があるようです。
よりアイテムがランダムな出現になるのではないでしょうか。
Magic: Bolt Speed
魔法速度の調整します。
FMagicProjectileBaseSpeed - Default value 1000.000
Magic: Chameleon Refraction
Chameleon の Refraction effect をオフにします。しかし、incremental transparency effect(増加する透明効果)はオンのままにします。
(PC/NPC が Chameleon の、より高いレベルになるまで透明性はそれほど明白にならない)
Magic: Max NPC Summons
NPC の Creature 最大召喚数を設定します
Magic: Max Player Summons
プレイヤーの Creature 最大召喚数を設定します
IMaxPlayerSummonedCreatures - Default value 1
Master of Mercantile Extra Gold Amount
商業スキルマスターの時のベンダー追加金額を設定します
Msg: Equip Misc. Item
MiscItem をクリックしたときのメッセージ表示を設定します
Training Max
トレーニング回数の設定をします
UOP Vampire Aging and Face Fix.esp
UOP の構成要素のバグ修正 - disables vampire aging
「UOP Vampire Aging and Face Fix.esp」の代わりに使用します。
IVampirismAgeOffset - Default value 20
Warning: Exterior Distance to Hostiles
Exterior で 敵対的なアクターによって妨げられる Sleep Travel などが許容される最小距離(たぶん
FHostileActorExteriorDistance - Default value 3000.0000
Warning: Interior Distance to Hostiles
Inside interior で 敵対的なアクターによって妨げられる Sleep Travel などが許容される最小距離(たぶん
FHostileActorInteriorDistance - Default value 2000.0000

Bash タグについて Edit

各Modに適切なタグを付けてBashed Patchを作る事により、競合するModを上手く使えたり、複数のModをまとめたりする事ができます。
タグを付けるには、各 ems, esp ファイルを選択。右下にあるBash Tagsを右クリックし、タグを選択します。

Body-F
女性ボディーの定義付けを変更する Mod。
Body-M
男性ボディーの定義付けを変更する Mod。
C.Climate
セルの気候を変更する Mod。
C.Light
セルの照明や霧(フォグ)を変更する Mod。
C.Owner
セルの所有権を変更する Mod。
C.Water
セルの水の種類や水位を変更する Mod。
Delev
アイテムを削除する Mod。
Eyes
目を追加する Mod。
Factions
NPCと生物のファクションへインポートして変更する Mod。
Filter
現在有効なModでマージ可能なModをフィルターに掛ける。
Graphics
グラフィックスを置き換える Mod。
Hair
髪型を追加する Mod。
IIM
トリガーアイテムを置き換える Mod。
Invent
インベントリへインポートして変更する Mod。
Names
名詞を変更する Mod。
(ACTI, CELL, DIAL, EYES, FURN, HAIR, MAPM, MGEF, QUST, REGN, Script Effect, WRLD 以外の名詞。)
NoMerge
技術的にマージ可能だが、意図的にマージしない Mod。
NpcFaces
顔を変更する Mod。
R.Mouth
口と舌を変更する Mod。
R.Relations
種族関係を変更する Mod。
R.Teeth
歯を変更する Mod。
Relations
ファクション関係を変更する Mod。
Relev
レベルリストのアイテムを均一化し、再構築する。
Scripts
アイテムや NPC、オブジェクトのスクリプトを変更する Mod。
ScriptContents
スクリプトの内容を変更する Mod。(Result, Quest Stage, Object, MGEF)
Sound
サウンドを変更する Mod。
SpellStats
スペルのステータスを変更する Mod。
Stats
アイテムのステータスを変更する Mod。
Voice-F
女性の声の定義付けを変更する Mod。
Voice-M
男性の声の定義付けを変更する Mod。

※以上は Wrye Bash Bash Tags に記載されているタグの説明を意訳したものです。
詳しくは、Mopy フォルダ内の Wrye Bash.html (英文)か、下記リンク先(英文)をご覧ください。
Wrye Bash Bash Tags
UESPWiki Tagging Race Mods

具体的な使用例 Edit

TNRシリーズを他のMODに対応させる Edit

※この項目はTNRを対象に書かれていますが、他の顔を変更するModにも適応できます。
 必要な部分を置き換えてお読み下さい。

TNRシリーズはNPCの顔グラフィックを変更するMODですが、CSの仕様上、ステータスも一緒に変更されてしまいます。そのためOOO、FranなどNPCのレベル・ステータス調整を行っているMODと同時使用すると、調整されたステータスがTNRによってデフォルトに戻ってしまいます。
そこで他のMODと互換性のあるTNRを作成できるBashed Patch機能を使います。

手順はまず、TNR All Race Final.espをインストールしてOBMMでロード順を先頭に配置、かつチェックを外して無効にしておきます。
次にWyre Bashを起動して、Wyre Bashをインストールしたときにdataフォルダに追加されている「BashedPatch, 0.esp」を右クリックして「Rebuild Patch」を選びます。
もしBashedPatch, 0.espがない場合はMopyフォルダのExtrasに入っているのでdataフォルダにコピーしてください。

Rebuild Patchをクリックすると、どのPatchを作るかチェックボックス付のリストが表示されます。そこで「NPC Faces」にチェックを入れてください。もし最新版のTNR All Facesを入れているなら右メニューのSource Modsに「TNR All Race Final」が選ばれていると思います。

後は「OK」ボタンを押して少し待てばポップアップが表示されて新しいBashedPatch, 0.espが完成します。もしエラー表示が出たら、どのMODでエラーが出ているのか書いてあるので、そのMODのチェックを外して再度試してみましょう。
作成されたBashedPatch, 0.espはOOOやFranなど他のMODのステータス調整が反映されたTNR All race finalになっています。

後はBashedPatch, 0.espをロード順の最後尾において有効にしゲームをスタートさせればOKです。TNR All Race Final.espはもう使わないので削除するかActivateチェックを外したままにしておいてください。

MasterとなったMOD一覧はWryeBashでBashedPatch, 0.espを選ぶと右下に一覧で表示されています。

注)作成されたPatchのMasterとなったMODを使わなくなったり、MasterとなったMODを最新版に更新したら、再度Patchを作り直してください。MasterとなったMODが変更されたり削除したのにそのままPatchを使うとゲームが起動しなくなることがあります。

複数の髪型・目追加MODをまとめる Edit

通常、髪型・目を追加するMODを複数導入すると後ろのロード順のMODしか反映されませんが、Bashed Patchを作るとそれらを一つにまとめてくれます。
作成方法は、まずWryeBashを起動しMOD Listにある髪型・目追加MODをクリックします。
そして右欄のDescriptionの項目の先頭にタグを記述します。

たとえば Beautiful Peopleなら髪型と目の両方を追加するので{{BASH:Hair,Eyes}}タグを付けます。
記述した後はSaveボタンをクリックして保存してください。

すべての髪型・目追加MODにタグを付け終えたらWyre Bashをインストールしたときにdataフォルダに追加されている「BashedPatch, 0.esp」を右クリックして「Rebuild Patch」を選びます。
もしBashedPatch, 0.espがない場合はMopyフォルダのExtrasに入っているのでdataフォルダにコピーしてください。

Bashed Patchの作成画面になるのでRace Records欄を見てください。もしタグ付けがうまくいっているなら、先ほどタグを付けたMODが右欄にリストアップされているはずです。
それらを確認したらRace Recordsのボックスにチェックをいれて、右下のOKボタンを押します。

しばらく待つとBashed Patchが作成されます。作成されたBashed Patchは必ず髪型・目追加MODより後方のロード順にしてください。

Bashed Patchの注意事項は上記のTNRシリーズの最後と同じです。

グラフィックの変更をまとめる Edit

Book Jackets等の既存オブジェクトのグラフィックを改善するMODを入れると日本語化が無効になることが多いですが、この機能を使用すると回避できることもあります。

該当するMODのタグにGraphicsを入れBashed Patchを作成してください。
(Update Bash Patchの画面のImport Graphicsで選択するのを忘れないように)
グラフィックの変更のみを適用するのであれば、大本のMODはdeactiveで問題ありません。

画像改善単品系 (装備)画像改善単品系 (アイテム)に記載されているMODは大概いけます。

Tes4Mod:Wrye Bash/Modsがタグ付けの参考になります。

nVidia系で発生するBlack Screen対策 Edit

nVidia系のVGAを使用している場合に、突然画面が暗くなる「Black Screen」という現象があります。
Wrye Bash にはBlack Screenの原因と考えられるMODを修正することができる機能があります。

使用方法は、Wrye Bashを起動して原因となっているMODの esm, esp を右クリックし、Nvidia Fog Fix を選択します。

チェックするModが多い場合は、Bashed Patch を利用すると簡単です。
Bashed Patch 作成時に、Tweak Assorted とその中の Nvidia Fog Fix、両方にチェックを入れて作成すると、Wrye Bashが自動でModを検索し、まとめて対処してくれます。

Installersタブ Edit

Installers タブは、BAIN こと Bash Installers という Wrye Bash が提供する Mod 管理ツールです。
イメージとしては ObMM と同等の働きをするものと思って貰って構いません。
見方によっては、ある部分において ObMM よりも使いやすいこともあります。
(一例では、大型 Mod の OWCND をインストールする際に、分割パッケージを作る必要がないなど)
 
詳細はMod/Tool/BAINを参照してください。

外部リンク Edit


*1 OBSE関数をうっかり使わないようにという転ばぬ先の杖
*2 Steam版でもCSをOBSEモードで起動する際はチェックを入れます
*3 この項目の大部分はLIBEROBLIVIONより引用

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