まずはConstruction Set(以下CS)を起動しましょう。以下のような画面が表示されます。
この状態では、ゲーム内にわんさか存在するはずのデータが一つも表示されません。CSを起動しただけでは、枠組が存在するだけで実データは読み込まれていないからです。
では、実際にゲームデータを読み込んでみましょう。
マスターファイル、プラグインファイルの読み込みは左上のフォルダアイコンや、[ファイル(F)]→[読み込み(D)] ([File]→[Data...])でできます。
読み込みたいマスターファイル、プラグインファイルの名称をダブルクリックすることで、左側のボックスにペケが入ります。今回は関係しませんが、拡張子がespであるプラグインファイルを編集したい、改変したいという場合は左下の「アクティブにする」(Set as Activate File)ボタンを押す必要があります。
アクティブにしないと読み込むだけになってしまい、プラグインを編集できません。
では、今回はOblivion.esmだけを読み込んでみましょう(Oblivion.esmを選択状態にしてOKボタンをクリックする)。
基本中の基本、俺Tueeeeeeにも俺Yoeeeeeeにもなる、武器防具の改変をしてみましょう。
今回のターゲットは、チュートリアルダンジョンで出会うBaurusの持つ刀です。
Oblivion.esmを読み込んだ状態で、オブジェクトウィンドウ(Object Window)を見てみましょう。
ここには、NPC、敵モンスター、アイテム、本などの人・物のみならず、魔法、エンチャント効果、ロードスクリーン、世界の岩や建物のようなオブジェクトなどが全てツリー構造に整理され、列挙されています。
オブジェクトウィンドウのItems→Weaponをクリックしていくと、Arena~で始まる武器がずらっと並びます。
この表の意味はそれほどややこしくないので、説明が必要なものだけ簡単に述べます。
他の要素は次の画面で解説します。
しばらく下の方へスクロールすると、BaurusAkaviriLongSwordというEditor IDが見つかるでしょう。ダブルクリックすると次のようなダイアログが出てきます。
他の部分は見た通りです。
他の部分の対訳表
エンチャ容量 | Enchantment |
重量 | Weight |
耐久値 | Health |
Value | 価格 |
速度 | Speed |
攻撃力 | Damage |
では本題に戻りましょう。BaurusのAkaviri Katanaはそもそもそれなりに強い武器なのですが、適当に100でも200でも好きなように変更し、OKを押します。
すると、左上の様子が少し変わったのがわかるはずです。
これは当初の状態から変更が加えられていることを示すもので、テキストエディタなどで見たことのある方もいるかもしれません。では、保存してみましょう。フロッピーのアイコンか、[ファイル(F)]→[保存(S)] ([File]→[Save])で適当に名前を付け、(BaurusTueee.espとかでも無論OKです)保存しましょう。
どんな種類のMODにせよesp形式であるなら、読み込み→編集・追加・削除・改変→保存であることに違いはありません。